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坐骨神経痛の会社員 1

   

左腰からふくらはぎにかけての痛み、俗に『坐骨神経痛』と呼ばれる症状で来室のWさん(30歳代男性会社員)。

この半年ほど腰や臀部にハリを感じていましたが、1週間くらい前から痛みが強くなり生活に支障をきたすようになってしまいました。

初回来室時はかなり強い痛みで、顔をしかめて歩いています。

まず身体の検査から。

身体は緊張し多くの関節の可動域も狭くなっています。

座位での検査では肩の外転(横からの挙上)と、身体を捻る動きの可動制限が顕著でした。


「元々身体は固いんです。」

「赤ちゃんの頃から硬かったんですか。」

等と云いながら背骨の生理彎曲を作る操法を数十秒。

肩の外転を確認すると

「アレッ?!」

身体の捻りも

「オッ!」
「元々じゃなかったみたいですね!」

仰向けでも検査をしてから、体液の循環を促し疲労を取っていきます。

20分ほどの施術で立った状態での痛みは10→2

しかし前屈・立ったり座ったりの痛みは10→7。

もう1度動作時の動きを観察すると、痛い方の足を庇いながら(腰部を歪ませながら)立ち上がる癖が残っていました。

関節動作法で股関節の動きを調整すると、痛みは10→2~1程度に軽減。

もう1度循環を促す操法をして、今回は深追いせずにここで終了。

セルフエクササイズのおさらいをして次回としました。

 

2回目(3日後)

「まだ寝起きとか夕方は痛みが強くなりますが、セルフエクササイズで少し楽になっています。」

「歩き方はだいぶ良くなっているようですが...」

「歩くのはだいぶいいんですが、立ったり座ったりとか、腰をひねると痛いんです。」

今回のゴールは立ったり座ったりと腰をひねる動作です。

座位でも検査での腰部の回旋は少し渋い。仰向けでの膝倒しもツッパリ感が強い。
これを今回は疼痛誘発動作で原因個所を探っていきます。

まずは腹部の深層筋、これは変化あり。

次に臀部筋、これも変化ありです。

今度はふくらはぎ、これが一番変化がありました。

 

最初にふくらはぎを緩めていきます。これで膝倒しはだいぶ動きがスムーズになりました。

「ふくらはぎが硬くても、腰が痛くなるんですか?」

「身体はいろいろなところが繋がってますからね。」

 

つぎは座位からの立ったり座ったり、これは大殿筋で変化ありました。

一度うつぶせになってカエル足で臀部を緩めていきます。

これは10⇒3か4くらい、もう少しありそうです。

腰背部、肩甲骨外側、首、首の付け根で変化があります。

座位のまま弛めて再確認すると
10⇒0か1まで軽減しました。

首は以前から凝り感を感じていたそうです。

「身体って、いろんなところが繋がっているんですねぇ。」

 

最後に身体の循環を高める操法で終了です。

セルフエクササイズをおさらいして次回としました。

 

この方はまだ継続中です。

 

Wさんは疲労(循環が悪くなり)などで腰のハリを感じていながら、「そのうち良くなるだろう」としっかりケアせずに、たまに行くマッサージ店などで症状をごまかしていたそうです。

そうこうしているうちに、腰などを庇って生活をしていたので身体の歪みが固定化してしまい、更にそれを庇うためにどんどん大きくバランスを崩し痛みを強くしてしまう、

という悪循環で痛みを強くしてしまったと考えられます。

身体の歪みは生活の歪みです、身体は痛みでもって「SOS」を発信しています。

腰や肩・首などのはり・コリなども、自分の身体・生活を省みるチャンスと捉えしっかりと自分の身体と向き合いましょう。

 

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