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2年前からの有痛性外けい骨の痛み

   

有痛性外けい骨の痛みで来室のSさん(小6女児)
2年ほど前からの症状で
これまでは整形で貰った(購入した)サポーターをしてしばらくすると痛みが軽減していましたが、今回はマラソン大会の練習などの影響か?痛みが軽減しませんでした。

 

初回来室の症状は

両足の内踝の斜め下あたりが膨隆し
走ったりすると痛みが強くなります。
(動作確認はジャンプをしてもらいました。)

また押すと圧痛があります。

 

有痛性外けい骨は捻挫などの後遺症状として現れることがありますが、特に足首を捻った覚えはないそうです。

 

 

初回

まず最初に圧痛を処理していきます。

右足の圧痛部分に組織復元法をかけて

「これで痛いところ押してみて」

「アッ 痛み軽くなっている。」

「そうしたらこの位の強さで〇〇してみて」

2~30秒くらい組織復元法を行うと

「痛み軽くなった。」

 

同じ要領で左足も。

次に足首の可動域をチェックします。

 

捻挫した記憶はないようですが、足首を内反すると痛み・違和感があります。

小趾側重心で捻挫の後遺症のような状態が続いたのかもしれません。
足首の関節動作法で内反痛を解除して、ジャンプで痛みを確認してもらいます。

「ほとんど痛くない。」

まだちょっと痛いようです。

 

再度足をチェックしていくと、それほど極端ではありませんが、若干開帳足気味でしたので

中足骨と足首をサラシ固定して再度確認です。

「アッ 痛くない。」

とりあえずは痛みは取れました。

後は日常生活の中で足首に内反の力が加わり、中足骨が開いてしまう原因をチェックしていきます。

体幹の循環を改善して疲労を取っていきます。

 

 

関節の可動域のチェックをして動きの悪かった、股関節可動を拡げておきます。

足裏重心が小趾側にかかっていたのでしょう、足の脛の内側に硬直がありましたので

筋ゆるでの取り方をお母さんにも覚えてもらいました。

痛みの取れた状態を安定させるために、足首と中足骨のサラシ固定は続けてもらいます。

最後にもう一度動作確認を行い、圧痛とジャンプ痛が取れているのを確認して次回としました。

 

 

2回目(1週間後)

足首と足甲の固定をしていれば、体育を普通にやっても痛くなかったそうです。

足甲のサラシ固定を外していた時に一度痛みが出たそうですが、セルフエクササイズを行って痛みをとってしまったそうです。

素晴らしい!

足首・足甲の固定が無い状態で動作検査です。

足踏み・ジャンプでの痛みなし
内くるぶし下部の圧痛もありませんでした。

足首を内反した時の痛みが左足に残っていました。


まだ少し小趾重心の癖が残っているようです。

最初に関節動作法で足首の可動痛をとっておきます。

今回はお母さんにも参加してもらって

セルフエクササイズをおさらいしていきます。

次に体幹の循環を高めて自然治癒力を発揮できる状態に整えていきます。

 

全体を整えた後は個別の問題の処理です。

 

前回から少し残る脛骨内側の緊張を「筋ゆる」でとっていきます。

次に両足首太さのをチェックして左右差を確認してもらいます。

そして野口整体などで使う足首を締める操法(別名 大根足操法)を行い、術後の変化を確かめます。

「何となく左足細くなっています。」

お上手です。

最後に足首の関節動作法を行い再確認です。

足踏み    痛みなし

ジャンプ   痛みなし

圧痛     痛みなし

足首内反  痛みなし

足裏アーチや内踝外踝の状態が安定するまで

さらし固定を継続してもらいます。

Sさんの場合、

有痛性外けい骨の痛みはとれましたが、再発防止のためには痛みの原因となっていた、足首の弛みや小趾重心になりやすい身体の癖をしっかりとっておく必要があります。

3回目(3週間後)
2回目までの施術でほぼ痛みが取れていたので、3週間あけて経過を見てもらいました。

現在では固定無しでも日常生活において、圧痛・動作痛ともなくなっていました。

運動強度の強い運動(今回の例では長なわとび)をすると、しばらくして後半になると右足に少し痛みが出るそうです。

なわとびを飛ぶ時の踏切が右足だそうなので、右足に負担が掛っているようです。

しかし痛みはその場限りで、その後は痛みが残らないようなので一先ず安心です。
整体室での動作確認(ジャンプ)でも痛みは再現できませんでした。

今回も座位で骨盤の弾力・脊柱の弾力・肩の動き・体幹の捻り等を確認します。

どれも右への動きが硬いようです。

体幹の循環を整える操法の後は

「アッ 向きやすくなりました。」

Sさんのこの反応、判りやすくてとても施術しやすいです。

確認のために両ひざ倒しをすると

「アッ 動きやすいです。」

最後は首を調整して終了です。

痛みもほぼなくなり、セルフエクササイズも上手に出来ているので、今回で2年続いた有痛性外けい骨の施術は3回で卒業としました。

若いだけあって見事な回復力でした。

 

痛みが取れてもセルフエクササイズを継続し、再発防止を心がけて下さい。

 

お母さんにメッセージをいただきました。

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