群馬県高崎市の整体なら高崎駅前の元気が一番整体室

*

ヘルニアと診断された腰痛で体幹トレをしていた60代男性

   

半年ほど前から左臀部・大腿部からふくらはぎにかけて痛みが辛い、と来室のTさん(60代男性)。

病院ではヘルニアと診断されましたが「切る程ではない」と云われ、ホットパックやマッサージを受けていましたが痛みは改善しませんでした。

知人の紹介で行った接骨院でも電気治療などを受けていたが 、結果は思わしくないそうです。

趣味のランニングを早く再開したいとネットで調べて来室されました。

痛みは左のお尻から大腿部の外側・脹脛の外側にあります。

痛みの出方をお聞きすると、
長い時間立っていたり、歩いていると痛みが出る
座っていたり寝ている姿勢では痛みはなく
自転車に乗っていても痛みは出ない。

動作確認をすると
立位では前屈・後屈で痛みが出ますが、座位では前屈でも後屈でも痛みは出ません。

足に荷重がかかると痛みが出るようです。
さらに検査していくと 、骨盤・腰椎とも硬いのは気になりますが、一番の気になるところは股関節の動きが悪い事です。

股関節を中心に可動域をチェックすると、痛い左側は可動域は狭く動かすと引きつれなどが起きるようです。

 

ここまで確認した後は循環を高める操法をして疲労をとって行きます。

 

これで少し骨盤や腰椎に可動性が出てきました。
再度股関節の動きをチェックし残る可動制限を解除していきます。
前脛骨筋・腸けい靭帯・中殿筋・大殿筋を丁寧に緩め 可動域を広げていきます。

ここで一度立ち上がって前屈後屈を確認すると、前屈は大幅に可動が拡がりました。

深くお辞儀をすると腿の裏が突っ張りますが「痛くはない」そうです。
脹脛の痛みは解消しました。

後屈は少し可動域が広がっていますが先ほどと同様の痛みがありました。
疼痛誘発動作で検査していくと左腹直筋で反応がありました。

『ずい分お腹が硬くなっていますねぇ、腹筋運動とかしていませんか?』

『病院でも接骨院でも、腰痛を解消するのに、体幹を鍛えた方がイイと指導されたので...』

自分なりに腹筋を鍛えていたそうです。
腹直筋を緩めてから再度動作確認をすると 、前屈後屈とも痛みは出ませんでした。

セルフエクササイズをおさらいして次回としました。

体幹トレーニングがブームのようで、ネット上や書籍などで体幹トレの情報があふれています。中にはいろんな症状や痛みが体幹トレで解消するような発言・指導をする方もいらっしゃいますが、クライアントさんの身体の状況・症状の経過をきちんと評価して勧めないと、結果的に体を悪くすることのにも繋がりかねません。またクライアントさんは権威ある人から勧められると症状が悪化してもトレーニングに励んでしまいます。
クライアントさんの個別性をしっかり把握しながら勧めて頂ければを思います。

 

完全予約制 (当日予約も可)
今すぐお電話を 027-326-3323
ホームページを見たお電話ください。

メールでのお問い合わせはこちらから⇒ icon_1r_96

 

 - 坐骨神経痛