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草むしりをして五十肩の痛みが再発してしまった女性 1

   

1年半ほど前に五十肩の症状で通院されていたKさん(60代女性)

その時は6カ月ほどで緩解し卒業されていきました。

その後は調子もよく過ごされていたそうですが、数日前に庭の草むしりを一所懸命やってから再び左肩が痛くなってしまったそうです。

来室時は

肩の屈曲(前からの挙上) 120度位で痛み
肩の外転(横からの挙上)  90度位で痛み

その他に腰痛(腰をそらすと痛い)
左足首の違和感(以前捻挫をした後の、痛くはないけど何となく動かしずらい感じ)

があるそうです。

仰向けで足を延ばすと腰に違和感があるそうなので、まずは腰の違和感の解除から。

いくつかのポイントをチェックしていくと腸骨筋で反応がありました。腸骨筋を緩めると足を延ばしての腰の違和感は取れてくれました。

次は脳脊髄液の循環を調整し、緊張を解いていきます。その後はうつ伏せで筋肉をポンプして循環を高めていきます。

ここで一度確認、座位で肩の動きをチェックします。

肩の屈曲(前からの挙上) 160度位で止まりますが痛みは軽いそうです。
肩の外転(横からの挙上) 120度位で少し痛み

腰は伸展できるようになっていましたが、足首の違和感は残っています。

再度仰向けで左足首のチェックから。

硬いというよりも力が入って抜けない感じです。

骨盤や股関節・膝関節の動きを調整してもあまり変化が見られませんでした。

捻挫の後遺症時に効果がある足首抜き(伝統的な整体技法の名)をして、足関節のアライメントを調整してみます。

これで足首にはしっかり力が入り可動域も広がりました。ずっとしゃがんでいて足関節をゆがめてしまったようです。

左足関節を調整すると左肩の可動範囲もまた広がりました。

肩の屈曲(前からの挙上) 160度位
肩の外転(横からの挙上) 150度位

可動痛もほとんど取れた状態になりましたので、深追いせずに次回としました。

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