シンスプリントと足底筋膜炎の４０代男性市民ランナー １
埼玉県の熊谷からの市民ランナーFさん（４０歳代会社員）
問い合わせの電話ではシンスプリントと足底筋膜炎が主訴でした。
初回来室時の症状は
〇左すね内側シンスプリントの痛み
〇左右アキレス腱痛
〇左足底痛
〇右ひざ裏に水が溜まっている
等の症状がありました。
友人等から勧めらて評判の病院や接骨院へも通いましたが、電気治療やマッサージ中心で症状の改善は見られなかったそうです。
現在は自己流でマッサージ・ストレッチ・青竹踏みなどをしているそうです。
今でも痛みを我慢しながら、練習量は週に２～３回計４０ｋｍ前後を走るそうです。
（痛みが無い時は、ほぼ毎日走っていたそうです）
初回の施術は疲労を抜き自然治癒できる身体作りと、セルフエクササイズによる痛みのケアを中心に行いました。
関節の可動域などの検査の後、硬膜の調整をして脳脳脊髄液の循環を促し筋肉をポンプしていきます。
これで先ほど検査した各関節の可動域が改善しました。
「今のは何をしたんですか？どうして可動域がアップするんですか？」
アスリートは身体の変化に感受性高いですね、いつもよりも少し詳しく説明します。
残る可動制限は股関節が目立ちます。
股関節は別途可動域の調整をして動きを出しておきます。
次に左足底痛と脛骨の内側は軽く押しただけでも圧痛があったため、組織回復法を施しながらＨさん自身にもやり方を覚えてもらいました。
「電気治療やマッサージでもこれほど変化しませんでしたよ。」
足底の痛みは青竹踏みによる筋組織のダメージによるものもありそうなので、次回施術までは控えてもらえるようにしました。
初回終了後はそれぞれの痛み・症状が軽減したことを確認し終了しました。
２回目（１週間後）
初回施術の翌日１０分程度のウォーキングをしたが、少し違和感があったもののかなり症状が軽くなって居たそうで、Ｈさんの表情も明るく回復の手応えを感じたようでした。
今回は前回同様基本の施術のあと、股関節・膝関節・足関節の調整をしていきました。
その後は疼痛誘発動作で痛みと関連する金を探して緩めていきます。
臀部・腹部の筋肉で反応がありましたので、じっくり緩めていきます。
施術後に足踏みや軽めのジャンプで着地の衝撃などを確認しましたが、１０回程度のジャンプでは痛みは再現されませんでした。
日頃のかなりハードなトレーニングと、誤ったメンテナンスが症状を重くし固定化していたようです。
ランニング再開まではもう少し施術が必要ですが
「レース再開の先行きが見え、それだけでもありがたい」と喜んでいただけました。
痛みがあるという事は、その動作・姿勢・運動強度は無理があるということです。
無理がある原因を探り解決していくことで症状は早期に改善していきます。
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