シンスプリントと足底筋膜炎の４０代男性市民ランナー ２
埼玉県の熊谷からの市民ランナーFさん（４０歳代会社員）
問い合わせの電話ではシンスプリントと足底筋膜炎が主訴でした。
初回来室時の症状は
〇左すね内側シンスプリントの痛み
〇左右アキレス腱痛
〇左足底痛
〇右ひざ裏に水が溜まっている
等の症状がありました。
友人等から勧めらて評判の病院や接骨院へも通いましたが、電気治療やマッサージ中心で症状の改善は見られなかったそうです。
現在は自己流でマッサージ・ストレッチ・青竹踏みなどをしているそうです。
今でも痛みを我慢しながら、練習量は週に２～３回計４０ｋｍ前後を走るそうです。
（痛みが無い時は、ほぼ毎日走っていたそうです）
３回目（１週間後）
「日常生活では痛みを感じなくなりました。10分～20分位のウォーキングでも違和感がなくなりました」
無理をしないのが良かったのか順調な回復ぶりです。
今は無理せず徐々に負荷をかけたトレーニングにしましょう、と説明し施術に入りました。
今回も体液の循環を促す基本の施術のあと、下肢の各関節の調整をしていきます。
左のアキレス腱周辺に緊張が見られましたのでじっくり緩め、セルフエクササイズのレクチャーをしていきます。
アキレス腱周辺が緊張しているということは、上部のアンバランスをアキレス腱周辺で受けていることが多いので、上半身の歪みもチェックし肋骨を調整していきました。
施術後の確認は前回同様、足踏みや室内でのジャンプをしてもらいましたが、
「安心して足が付ける！」
と変化を実感されていました。
調子が良いならウォーキングの合間に軽めにジョギングを入れてみることを提案し、次回としました。
4回目（1週間後）
「軽めのジョギングなら違和感なく走れました。1カ月前を思うと嘘のようです。」
ウォーキングの間に10分位のジョギングを入れたそうです。
これもＦさんの回復力のなせる業です。
体液の循環を促す基本施術のあと下肢の筋肉のチェックをしていきます。
臀部・下腿三頭筋～アキレス腱周辺は少し張りがあるようです。
筋膜のつながりを使って緩めていきます。
脛骨内側も少し圧痛がありました。
こちらは古武術由来の手法を使って解除しました。
ヒールストライクのランニングフォームに無理があるのかもしれません。
着地時のミッドフットを意識して負担の少ないフォームを探していきましょう。
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