ストレートネックと言われた、動かすと首が痛いOLさん １
正月明けごろから首が痛いＦさん（３０代・OLさん）
かなり忙しい職場だそうで、元々肩こり首こりがあったそうですが、正月明けごろから動かすと首が痛むようになってしまったそうです。
病院では「ストレートネックでしょう。」と言われ、血行を良くする薬（ビタミン剤？）を処方され、痛くない範囲でストレッチをするように言われたそうです。
１カ月ほどたってもあまり痛みが改善しないため、ホームページ（症例）をみて来室されました。
来室の症状は
上を向くと首の後ろが痛い
右を向くと右、左を向いても右側が痛い
下は比較的楽に向ける
状態でした。
普段は事務職でほとんどパソコンの前で仕事をしているそうです。
ついついスマホも見ちゃうそうです。
施術
座位で検査をしていきます。
骨盤は動きが悪くなっています。
脊柱も特に上部はカチカチです。
肩の外転も両腕とも１５０度くらいまでしか上がりません。
仰向けは起き上がるときに首が痛くなるそうなので、座位のまま施術を始めます。
まずは腕からの負担を取り除いていきます。
疼痛誘発動作で手掌で首の回旋が改善するので手掌からリリースしていきます。
次は前腕から上腕にかけての伸筋群のリリースで上向きが改善していきます。
全体的に首に動きが出てきたので仰向けで施術をしていきます。
硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を促していきます。
さらに胸筋を緩めていきます。
痛くなければうつ伏せになってもらいます。
「寝返りでちょっと痛かったけど、普段よりも全然楽でした。」
全身の筋ポンプをした後に肩甲骨の動きを出していきます。
ここで一度起き上がって座位で確認です。
「だいぶ楽ですけど、上向きがまだ痛い。」
疼痛誘発動作で探っていきます。
腕・胸筋・腹部・骨盤部．．．
腸骨活点と呼ばれる処で反応がありました。
座位のまま腸骨活点を取って再確認です。
「上が向けます、大丈夫です。」
初回は深追いせずにここまでとし、次回の予約を入れて終了としました。
今回の首痛はどこまでストレートネックが影響しているかわかりませんが、腕の疲労・骨盤や脊柱・胸郭の硬直により首に負担が集中していることは間違いないところでしょう。
自然治癒力をアップして弾力ある身体を取り戻してください。
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