勢い良く座ってから?半年以上続く尾骨痛の小学生 2
立ったり座ったり、歩き始めで尾骨周辺が痛いKさん(小学生・女子)
去年の夏に勢い良く座って臀部を打撲?してからの症状です。
病院でMRIを撮って尾骨の変位を指摘されましたが、お薬の処方では改善しませんでした。
時間の経過で少しずつ緩和したそうですが、ここ2週間くらい痛みがぶり返してしまったそうです。
来院時の症状は
立つ動作・座る動作で痛い
座っていても痛い
寝ていても痛みで熟睡できない
状態でした。
2回目(5日後)
前回施術後に痛みは戻ってしまったそうです。
(前回よりも動きはスムーズに見えます)
チェックをしていきます。
前回同様、腋下を押さえていると、立つときの痛みも消失します。
上腹部でも痛みが消失するようです。腋下との関連を調べてみます。
仰向けの姿勢では左腰の痛みは出ませんでした。
前回検査で見つかったポイントで痛みはほとんど消失します。
今回はお父さんが付き添いでしたので、説明していきます。
「痛み自体は少し戻っていますが、痛みの取れやすさは取れやすくなっています。尾骨を打った影響も少なくなっていると思われます。
ただ前回同様、特に上肢の疲労が目立ちます。これが取れてくるともう少し安定すると思います。」
施術に入ります。
今回は仰向けでの痛みはありませんでしたので、仰向けで脳脊髄液の循環を促していきます。
膝倒しの渋さは左右の足底・上肢で改善してくれました。
少し残った右倒しでの左腰部の張りは腎系の疲労を取ると改善できました。
今回は施術中に訴える痛み・違和感の訴えも少ないので、もう少し細かく診ていきます。
足底・アキレス周辺の筋膜をリリースしていきますが、思ったより緩んでくれません。
上肢も前腕部の緊張が弛みにくい感じです。
無理をせずに筋膜の繋がりを使ってリリースをして緩めていきます。
ディープフロントラインを中心にアームラインを見ていきました。
膝倒し・寝返りが痛み無く出来るようなので、一度起き上がってもらいます。
寝返りでうつ伏せになって、四つん這いから正座...
少し痛み出ます。
???
以前も似たような状態があったことを思い出しました。
前腕(手首付近)を締めて再度起き上がります。
「今度は痛くないです。」
前腕をしめたままであれば、立ち上がったり座ったりしても痛みは出ません。
下腿部も締めると更に腰が楽になるそうです。
彼女は意識していませんが、身体にはかなり疲労が溜まっているようです。
(当整体院では、疲労をした身体の骨格は、開いて落ちると考えています。開いた骨格を保護するために周りの筋肉が常に緊張し、疲労することで症状が戻ることがあります。)
特に前腕・手掌は楽器のレッスンなどで酷使しているようです。
更に細かく診ていきます。
両手の指は疲れているようで、膝倒しを指標にした疼痛誘発動作で反応がありますが、指の中でも小指の側部(虫様筋)で反応します。
彼女によればピアノのレッスンなどでも、小指を意識するように指導されているそうです。(ロシア何とかと言っていました)
彼女に説明をしながら虫様筋を緩めていきます。
手首付近の前腕は出来るだけ締めておくように工夫してもらいます。
一通り反応が得られたところを調整すると、立ったり座ったり足踏みでの腰の痛み違和感は消失していました。
長時間の座位での痛み確認できませんが、10分程度の座位では痛みを訴えませんでした。
更に経過をチェックしてもらいましょう。
セルフエクササイズのおさらいと注意事項を説明し次回としました。
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