歩くのも痛い、オスグットと診断されている小5の男児 1
右ひざ痛で、歩くのも痛いK君(小5・ラグビー)
2か月くらい前から右ひざが痛み出し病院では「オスグットでしょう、1年か1年半で自然に治ります。」と言われたそうです。
治療は超音波治療が中心で、その他にシップを処方されているそうです。
騙し騙しラグビーをやっていましたが、先日の試合で痛みが強くなってしまいました。
1年か1年半もスポーツが出来ないのも可哀そう、とお母さんに連れられて来院されました。
来院時は
歩くのも痛みがあり、右足を引きずって歩いている
少し曲げるもの痛い
ひざ下に圧痛がある
状態でした。
検査では右骨盤の動きが硬く、両肩の外転が渋い状態でした。
最初にひざ下の圧痛の解除から試みましたが、疲労のためか反応がよくなかったので、基本通り疲労の解除から始めました。
仰向けでは右ひざを伸ばす(動かす)のが怖そうでしたので、関節動作法で動きを出して仰向けになってもらいました。
ひざ倒しの検査では左倒しで右腰部に張り感がありました。
セルフエクササイズを入れながら脳脊髄液の循環を調整すると、張り感も取れ肩の外転もスムーズになっていました。
疲労を取る施術の反応はいいようです。
次にひざの調整に入ります。
仰向けでのひざ・股関節の屈曲動作を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
いろいろな箇所で反応がありました。
最も良い反応を得られたハムストの筋膜はがしをして、滑走性を出していきます。
だいぶ曲げられるようになりました。
お母さんにセルフエクササイズのやり方を説明しながら、順次反応のあった右足の中足骨・アキレス・内側クロスP・骨盤内の深層筋を緩めていきます。
右拇趾の中足骨をはがしていると「少し前は、そこも痛いと言ってました」とお母さん、
病院では有痛性外脛骨ではないと診断されているそうですが、そのうち右膝が痛くなってきたそうです。
ここらあたりが痛みの出発点なのかもしれません。
ここまでで仰向けで膝を抱える動作は、痛みなく出来るようになっていました。
一度確認のため正座をしてもらいます。
まだ痛みから正座まではできませんでした。
次にうつぶせでの股関節伸展位でのひざ屈曲を調整していきます。
踵がお尻につく手前で痛みがありました。
疼痛誘発動作をかけて、調整ポイントを探していきます。
腹部・骨盤内の深層筋で大きく改善するようです。
うつぶせのまま、筋肉の反射点の使って緩めていきます。
これで正座も出来るようになりました。
一度起き上がってひざ屈伸の検査をしてみます。
しゃがめるようになりましたが、まだ若干痛みはあるようです。
また庇う動作が見受けられました。
これは古武術からの応用手技でほとんど痛みが取れてくれました。
最後に腸骨活点を検査すると、先ほどの庇う動作も軽減したので「ひざの体操」を行ってみました。
足踏み・立位・仰向けとうつぶせでのひざ屈伸・正座でのひざの痛みはほぼ解消できました。
お母さんにも「ほっ」としてもらえたようで良かったです。
セルフエクササイズのおさらいと今後の施術目安を説明し、次回としました。
きちんと原因にアプローチできれば、1年かかると言われたオスグットでも、早期改善が可能です。
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