脊柱管狭窄症ですべり症と診断されている右足痛の女性 2
2022/01/07
知人の紹介で来院のTさん(70代・女性)
しばらく前から右足の下腿外側が痛くなり、歩くのも不自由している。
病院では「脊柱管狭窄症でかなりすべっている」と言われているそうです。
病院でのリハビリや整骨院・鍼灸院他での治療でも改善しないそうで、知人より当整体室の事を聞き来院されました。
来院時の状態は
杖を突いて歩いていますが、右足をつくと下腿外側が痛い
たまにすごく冷えて感じる
数年前に両股関節が人工関節となっている
状態です。
「当方の整体で狭窄しているところを広げたり、すべってるのを戻したりはできませんが、痛みや症状が改善する可能性はあります」と説明し、施術に入りました。
2回目(4日後)
「日中はだいぶ良いが、夜に足趾が痛んだり、冷えた感じがする。お風呂に入ると楽になる」そうです。
お風呂に入ると楽になるので、何らかの筋疲労があったんだと思うと説明すると、かなり一所懸命セルフエクササイズをやったそう。
後で少し対策しておきます。
仰向けになると体幹が伸展しずらく腰が痛みがあるので、腹部の深層筋を緩めていきます。
腹部の深層筋を緩めると仰向けも楽になりましたので、脳脊髄液の循環を調整し、さらに腹部の調整をしていきます。
ひざ倒し(体幹の回旋)は下肢のDFLのリリースでスムーズになります。
ひざ倒しはスムーズになったものの寝がえりは少し大ごとそうでしたので、肋間を調整していきます。
胸郭の硬さが股関節に負担をかけているかもしれません。
うつ伏せで腰背部・ハムスト・アキレス周辺を緩めておきます。
カエル足は痛みが出るので、深追いせず検査だけにして、下肢外側から殿筋群を緩めて一度起き上がってもらいます。
右下肢に力が入らない感じ(力が弱い感じ)がするそうです。
腹部や腰背部に疼痛誘発動作をかけていきます。
なかなかヒットしません。
先程草むしりやノルディックウォークをしたと話していたので、疲労が残っているかもしれません。
右下腿部を晒固定をすると
「しっかり立てる感じです。」
下腿の二骨間が開き気味だったのもしれません。
最後に足趾にテーピングをして、足趾を伸ばしつつ揉みすぎ出来ないようにしておきました。
Tさんはまじめな性格なのか、早く良くなりたいからか、効果を感じらるとセルフケアをやりすぎるきらいがありました。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ですよ、と説明し次回としました。
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