腰が痛い・足がしびれ痛い、座骨神経痛の症例 １
腰が痛い・足がしびれ痛い、座骨神経痛のような症状（ご本人申告）で来院のⅯさん（７０代男性）。
当室でシーバー病が改善した小学生のお祖父さんです。
来院時の状態は
右座骨から足首・足の甲にかけて痺れ痛みがある
横になっている時以外は常時痺れ痛みがある
以前左ひざのクリーニングを受けたそうですが痛みが取れない
（立ったり座ったりで痛い・曲げると痛い９０度くらい）
右腰も常時痛い
状態です。
座位で検査してみると、骨盤・脊柱・肩外転も硬く、可動制限がありました。
時系列で行くと左ひざの痛みが古いそうなので、左ひざの施術から始めました。
座位で立ったり座ったりを指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
アキレス・脛骨内側・ハムストで反応がありました。
座位のまま癒着した筋膜を剥がしていきます。
これで一度試してみます。
「右足がしびれます！」
「左ひざの施術をしましたが、左ひざはどうですか？」
「左ひざはそうでもない」
「こんな感じで施術をしますので、付いてきてくださいね。」
施術台に仰向けになって右足の痺れ痛みを解除していきます。
まず気になったのは足趾の縮こまり、特に薬趾小趾。
薬趾小趾を調整し趾骨間の詰まりを取ると、ひざ下（脹脛）のしびれは軽くなりました。
次に脛骨内側・外側を緩め、大腿外側から腹部深層筋まで緩めると
「だいぶ軽くなりました。足の甲が熱い感じがします。」
外果周りを緩め、腓骨を挙げていくと
「足の甲も良いです」
今度は肋間の硬さが残るので、肋間の溝掃除をしておきます。
最後もう一度腹部深層筋を緩めて起き上がってもらいます。
「来た時よりはだいぶ軽くなっています。」
セルフエクササイズのおさらいをして次回としました。
慢性的な症状なので施術効果が安定するまで、もう少し通院が必要だと思います。
ご自宅でもセルフエクササイズをしっかりと行ってください。
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