歩いて体重をかけると左足が痛い高齢男性 1
足が痛くて歩くのが大変!とTさん(80代男性・自営業)
2か月位前から腰に違和感があり、病院でMRI検査など受けたが異常なしだったそうです。
2週間位前からは左足をつくと足甲から脹脛周辺に痛みが出て、今では歩くのも大変だそうです。
足の甲から脹脛にかけて圧痛がありました。
〈施術〉
座位の検査で腰の左回旋・左右の腕の外転の可動制限があり、骨盤・脊柱は緊張が強かったので、脳脊髄液の循環を調整を大目にして身体の疲労を取っていきました。
脊柱の緊張・肩の外転は少し可動域が広がり、腕も幾分軽く感じられます。
次に左足の甲から脹脛にかけての圧痛の解除です。
筋膜の繋がりでは変化する箇所を探せなかったので、カウンターストレインを試すと、圧痛が大幅に軽減できました。
少し気になったのでお聞きすると
「腰が痛くなって病院で異常なしだったので近くの治療院でマッサージを受けていた。脹脛は念入りにマッサージしていた。」
とのこと。
強揉みの結果、筋組織を痛めていたのかもしれません。
圧痛も軽減しひざ倒しも動くようになったので、起き上がって再検査です。
腰の左回旋の痛みは取れ、骨盤脊柱も少しですが可動が出てきました。
腕の外転はもう少しでしたので、アームラインに沿って筋膜リリース、まずまずの変化を見せました。
「首から肩にかけても気持ち良かったので揉んでもらっていました。」
成程...
最後に立って足踏みをしてみます。
最初よりも痛みは軽くなっていますが、荷重痛があります。
立位で検査すると、腹部と腰背部の深層筋で反応がありました。
セルフエクササイズで緩めると
「だいぶ楽になりました。どのくらい持ちますかね?」
と。
定期的に数回程度の施術を提案して次回としました。