ぎっくり腰になってしまった育児中のママさん
2016/04/03
ぎっくり腰になってしまった育児中のママさん(30代女性)。
2週間ほど前に部屋の中を掃除中に「ギクッ」ときてしまったそうです。
高校の頃、部活で腰痛になって以来、ちょくちょく腰痛になってしまうそうです。
特に10か月前に出産してからは中腰や前屈みの姿勢が多いので、日常的に腰に負担を感じていたそうです。
来院時の症状は
歩くのはぎこちない、
座っているとすぐに右腰が痛くなる、
立ったり座ったりするのは痛い、
洗顔などの前屈みの姿勢は痛い、
仰向けで足を伸ばすと腰が重い、ひざを立てる方が楽、
寝返りが痛い、
靴下を履く動作で右足の時右腰が痛い...
色々な姿勢・動作で痛みが出ている状態です。
慢性的な腰痛と云うこと、出産後であるといこと、前屈や捻りで痛いこと等から、骨盤の弛みを疑いトコちゃんベルトで骨盤を締めるところから始めます。
立位で骨盤を締めると足踏みなども楽になり「支えられている安心感があります」と変化がありました。
今度は座位で下肢の筋肉をポンプして循環を良くして行きます。
これで立ったり座ったりがゆっくりであれば痛みも軽減し「やっと人間らしい動きが出来るようになりました。」。
それまではロボットにでもなったかのような動きに感じていたそうです。
座った姿勢は最初はかなり楽なようでしたが、少しすると腰が重くなるようです。
座位で膝上げと片あぐらのアイポジションの操体をすると、座った姿勢も持つようになりお辞儀も少しできるようになりました。
立ったり座ったり・歩くのも大分楽になり、ぎこちなさも取れてきました。
『 助かりました!大分動かせるようになりました。』
ぎっくり腰は緩めすぎも禁物なので、深追いせずに座位での操法だけにして、腰に負担の少ない姿勢・動作法を指導して次回としました。
2回目(3日後)
「日常の動作は大分楽になりました!」
座っての動作・立ち上っての動作などは、スムーズに動けるようになっているようです。
寝返りを打つ時痛い、
洗面などでお辞儀をする動作が痛い、そうです。
座位での検査の後、起き上がるのは比較的楽だそうですので、仰向けになってもらいます。「足を伸ばして腰とか如何ですか?」「伸ばせるようになりましたが、ちょっと腰が重い感じです」
とのことでしたので、操体のひざ裏の圧痛取りから始めました。
両ひざ裏とも強い圧痛がありました。
「やはり足から疲れているようですねぇ。」新型つま先上げで圧痛をとって行きます。
「さっきよりも楽です、何でなんですか。」
「身体は色々な所が繋がっているからなんでしょうね。
だから痛いところが悪い所じゃない事も多いんですよ。」
ひざ裏の圧痛が取れると、足を伸ばしての腰の重さも軽くなっていました。
ここで身体の循環を高める操法。
筋膜の張りなどをチェックしながらしっかりと疲労をとって行きます。
基本の調整が終わって座位に。
寝返りもちょっと気になる程度で、痛みは大幅に軽減していました。
座位での検査も軽くなっています。
最後にお辞儀をする時の痛みを、仙骨の関節動作法で調整して終了です。
「これなら洗顔も大丈夫です。」
軽めのセルフエクササイズを指導して次回としました。
3回目(3日後)
「一時はどうなるかと思いましたが、だいぶ楽に動けるようになりました!」
赤ちゃんのだっこや洗面などでお辞儀をする時も、注意事項をしっかりと実践しているようです。
座位での検査をして循環を高める操法から始めます。生後10カ月の赤ちゃんの育児はやはり疲れが溜まるんですね、今回もフルバージョンで整えます。
体幹を調整した後は四肢の調整をしていきます。
前回は受け手の体力を考慮して体幹だけでしたが、今回は四肢も調整できました。
寝返りも少し違和感があるそうなので、関節動作法で改善しておきます。
「さっきよりもスムーズに動けます。」
起き上がってから再確認です。
「ここまでお辞儀が出来るようになりました。」
だいたい90度位の最敬礼が出来るようになっていました。
最後にもう一度セルフエクササイズのおさらいをして終了です。
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