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歩くとかかとが痛い足底筋膜炎と言われた痛み 1

      2016/04/03

歩くと左足のカカト付近が痛いと来室のFさん(50代男性・公務員)

 

仕事の傍ら武道の稽古・指導をしているそうです。

 

3か月程前から左足を付くと痛みが出るようになり、病院で足底筋膜炎と診断されストレッチを指導されましたが痛みはとれませんでした。

 

その後は接骨院へ電気治療に通いましたが、そこでも改善しなかったそうです。

 

初回来室時の痛みは
歩いていても左足を付くと痛みがあり、
かかとの内側の側面に圧痛がでました。

朝起きて直ぐと、稽古中・稽古後は特に痛いそうです。

 

可動性検査では骨盤・脊柱の硬さが気になりました。

 

左カカト周辺の触診では左足首の太さが気になり確認すると
「何度か捻挫をしている」そうです。

 

確認のため組織復元法をしてみると圧痛は軽減してくれましたので、当室の整体でも改善可能と判断し施術に入りました。

 

 

まずは体液の循環を高める操法で疲労をとって行きます。

痛みを我慢しながら仕事・稽古も続けているそうなので、かなり身体は緊張しています。

左足底の痛みを庇って臀部・腰背部まで緊張が連鎖しているようです。

 

体感の循環を良くしていくと、骨盤・脊柱の弾力性が出て来ました。

 

次は下肢の関節の可動性をチェックしていきます。

特に左右の股関節の動きは硬くなっていました。

 

大腿部・腹部・臀部の緊張を緩め股関節の可動性を高めてから、再度左カカト付近の圧痛へとりかかります。

先程の組織復元法で当初の圧痛は「半減くらい」していたので、残りの痛みを解除していきます。

 

 

足底筋膜炎の痛みは経験的には「痛みの場所に原因がないことが多い」ので、足底に悪さをしているところを探していきます。

 

ふくらはぎでまた少し取れ、臀部でまた少し取れました。

 

立って確認してもらうと「3割くらいになった。」そうなので、深追いせずにセルフエクササイズを指導して次回としました。

 

 

足底筋膜炎はストレッチやインソールを作っても、思ったほど痛みがとれないケースが多いようです。

 

それは痛い箇所(例えばカカト)に原因がないことが多いからです。

 

次回以降もかかとの痛みを出している真犯人を探していきます。

 

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 - 足底筋膜炎の痛み