むち打ち?自律神経失調症?不定愁訴のOLさん 1
肩コリ・立ち眩み・過呼吸・ねこ背・ストレートネック・・・
様々な不定愁訴を抱えているCさん(30代OLさん)
中学生の頃から肩コリ首コリがあったそうですが、2年前に交通事故でムチ打ちをやってから、上記のような症状に悩まされるようになってしまったそうです。
病院ではむち打ちの後遺症とか自律神経失調症と診断されましたが特に治療はなく、主に鍼灸・マッサージなどを受けてきたそうです。
特に雨の前に気圧が低くなると肩・首のコリが強くなって呼吸が苦しくなり、寝込んでしまうこともあるそうです。
初回
先ずは姿勢改善などは長期戦になることが多いので、ご自宅等でもセルフエクササイズ等で体質改善をしていきましょう、と説明し施術に入りました。
最初に猫背(円背)ストレートネックを調整して、首や肩のコリがどのように変化するか確認してみます。
背骨の生理彎曲を調整し骨盤を締める操法をした後、首肩の可動域の変化を確かめてもらいます。
「ずい分スムーズな感じです。やっぱり姿勢は大事ですねぇ。」
自宅・職場でも出来るように操体や整体体操を指導しながら、変化を確認していきます。
「体操でこんなに楽になるんですねぇ。」
肩甲骨周りのコリ感・圧痛が残っている処は、筋ゆるで緩めていきます。
一通りセルフエクササイズで緩められるようになったので、身体の循環を高める操法をしていきます。
身体の循環を高めると肩甲骨周りは更に緩んでくれました。
次にもう少しお腹を緩めておきます。
お腹が緩むと呼吸が深くなるのを実感してもらいます。
自律神経失調症と言われた人の多くは、お腹(ミゾオチ)が緊張して呼吸が浅く、お腹が緩むことで症状が楽になる人が多く見られます。
最後にカウンターストレインで首を緩めて次回としました。
その後、週1の施術を3回行ったあたりで
「普段の頚・肩は大分楽になりました。ただ低気圧の時はドーンと背中が重くなって呼吸が苦しくなったりします」
という状態まで改善していました。
5回目の施術の時にちょうど天候が崩れかけている時で
「首の中がドーンと重くて呼吸も浅い」状態でした。
これまで同様身体の循環を高めていきます。
肩や首の動きはスムースになりますが
「まだ少し息苦しい感じ」
検査を続けます。
今回の身体の状態の一番の特徴は、お腹特に鳩尾(ミゾオチ)の硬直でしたので、腹部を重点的に緩めていきます。
頭部第2を使って腹直筋を緩めてから、肋骨を調整して横隔膜を緩めていきます。
横隔膜が弛むと呼吸も深く楽になってきました。さらに横隔膜のストレッチで緩めていきます。
お腹や肋骨を調整していたら、首のドーンとした重さも取れていました。
横隔膜が首を引っ張っているのかもしれません。
深息法を指導して次回としました。
その後も定期的に施術をしていますが、横隔膜を緩めてから(セルフエクササイズで緩められるようになってから)、天候が崩れる前の不定愁訴は大幅に軽減できました。
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