日頃から厳しい訓練が欠かせない公務員さんの首・肩の不調
国民の生命・財産を守る仕事をされているMさん(30代男性)
日頃から厳しい訓練が不可欠だそうです。
2~3年前から徐々に首・肩の不調を感じるようになり、酷い時は顎関節症のような症状も出るそうです。
初診時の症状は
首・肩が張る。特に朝起きた時や寒い時雨の時などはツライ。
動作確認をしてみると
肩の外転(横から手を挙げる)は両方とも100度位(Tの字よりちょっといいくらい)、
可動制限と共に腕に痺れが出ます。
首は左右の振り向きで逆側の首から肩にかけて引き攣れ、下向きは可動制限と共に肩甲骨の内側に引き攣れ、上向きは下部頚椎に痛みが出ます。
これはかなり辛そうです。
その他に検査で
骨盤・脊柱の緊張
前腕の緊張(自覚症状はありませんでしたが、力瘤と比較すると硬さを理解されました。)
等が確認できました。
現在のご自身の身体の状態を確認した後、調整に入ります。
まず最初に体幹の循環を高める操法で疲労を取っていきます。
これで肩の外転は160度位まで可動範囲が拡がり(Yの字よりもちょっといいくらい)首の左右の振り向きでの引き攣れも大幅に軽減できました。
首の下向き・上向きは少し残りました。
次に首の下向き・上向きの調整。
肋骨の動きを調整して
「さっきよりも楽です。」
緊張していた前腕を緩めて
「お~ 上向きも下向きも楽です。」
この段階で10⇒3くらいまで軽減できました。
今度は下肢の関節可動性をチェックしていきます。
股関節の可動が良くないようです。股関節の屈曲は左が硬く、膝の外倒し(パトリック)も左右とも硬く、特に右の股関節は痛みが出ます。
4の字やひざ抱えで可動範囲はある程度広がりましたが右膝の外倒しでの痛みが残りました。
原因個所をTLで探っていくと恥骨で反応しました。
これは恥骨の関節動作法を試してみると「アレッ」というくらい開きやすくなりましたので
3回繰り返しておきます。
恥骨の調整で股関節が動くようになると、首・肩の可動範囲は大幅に改善していました。
身体っていろんなところが繋がっているんですねぇ。
最後に筋ゆるでの肩廻りの緩め方のセルフエクササイズを行い次回としました。
症状が軽減することはもちろんですが
どうして症状が現れるのか?
何が改善すれば症状が出にくくなるのか?
どうすれば原因を解除できるのか?
をクライアントさんに理解してもらえることが、慢性症状改善の第1歩だと考えています。
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