長く歩くと踵から土踏まずにかけて痛い足底筋膜炎の男性 2
ホームページを見て来室のSさん(60代男性)
数年前から長く歩いていると左足の足底が痛くなるそうです。
病院では足底筋膜炎と言われたり距骨関節炎と言われ、インソールを作ったりストレッチを指導されましたが、症状に改善は見られませんでした。
その後行った接骨院では足底に電気治療を受けましたが、かえって痛くなるような気がしたそうです。
痛みは長く歩くと出るそうですが、その日の調子によっていい時と悪い時があるそうです。
いい時と悪い時があるということが、解決へのヒントになりそうです。
その他に腰痛(左腰が重い・張る)、現在症状はありませんが右ひざ軟骨手術・右アキレス腱手術歴があるそうです。手術痕も考慮に入れて診ていきます。
2回目(5日後)
「趣味の格技の練習をしたら足底に痛みが出ました...」
前回張りの強かった腰は「それほど気にならなかった」程度まで改善していましたが、左足底の痛みは仕事中は少し楽なったようですが、格技の練習で再発していました。
今回は来室時に踵内側に軽い圧痛もありました。
最初に脳脊髄液の循環を調整し疲労を取っていきます。
更に筋肉をポンプして循環を高めておいて一度確認です。
まず腰の動き 「全く問題ありません。」
踵内側の圧痛 「まだ少し残っています。」
今度は下肢の関節可動域を調整していきます。
右の足首、左の股関節が動きが悪くなっていました。調整をして再確認です。
「もうチョットなんですけど...」
脛骨内側の圧痛点を使ってみます。
気になる硬結を押さえると
「そこで痛みが無くなります」
更に足裏のアーチを補強するテーピングをして再確認です。
足踏みは左足で踏み込む動きをしてもらっても
「大丈夫そうです」
仕事で長く歩く時もテーピングをした状態で確かめてもらいます。
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