有痛性外脛骨・オスグットの痛みの体操部の女子中学生
小学生の頃より体操クラブに所属しているRさん(中1女子)
2年くらい前から両足の有痛性外けい骨の痛みに悩まされてきたが、3か月ほど前よりオスグット(成長痛)で膝の痛みを併発してしまった。
相談の電話では
『膝の痛みだけでも改善すれば...』とのことでしたが
有痛性外けい骨の痛みも改善が可能なこと、
オスグットによる膝の痛みの遠因は
有痛性外けい骨の痛みを庇って練習をした可能性があること、
を説明し施術を受けることとなりました。
初回
痛みのでる姿勢・動作・圧痛の箇所などを確認していきます。
両足内くるぶし下に圧痛、
足首を内反すると痛み、
左膝に屈曲痛、ひざ下に圧痛などが確認できました。
かなり頑張って体操をしているようです。
特に気になったのが筋肉の緊張でした。
臀部・大腿部・下腿部 安楽姿勢である仰向け・うつ伏せでも緊張が解けていません。
最初に外けい骨周辺の圧痛を取って行きます。
左足の圧痛を取って見せながら、右足の圧痛をRさんに取ってもらいます。
「さっきよりも痛くないみたいです。」
次に足首の可動痛、角度を調整しながら関節動作法を。
右足は付き添いのお母さんに。
確認してみると「だいぶイイです。」とRさん、
「不思議ですねぇ」とお母さん。
今度はひざ関節の関節動作法でオスグットによるひざ痛を軽減させます。
ここまでで痛みの感じは「半減くらいかな?」
セルフエクササイズでも正しく調整出来れば、ここまで変化させることが出来ます。
ここからが本番。
身体の歪みを取り循環を高める施術を行います。
体幹の循環を高めた段階で痛みは「6~7割取れた感じ」なので、再度足首と膝の関節動作法を行い次回としました。
2回目(4日後)
「強く着地するとまだ痛いけど、前よりは楽」
前回と同じように痛みの検査をしてみると
両足くるぶし下の圧痛と右足の内反痛は取れていました。
今回は左足の内反痛と左膝の圧痛・屈曲痛をターゲットに改善していきます。
最初に体幹の循環を高める施術から。
前回よりも反応が良く疲労も取れ易くなっているようです。
次にうつ伏せで体幹・四肢の筋肉をチェックし緩めていきます。
前回ほどではありませんが臀部・大腿部に張りを感じます。
カウンターストレインや筋ポンプで緩めていきます。
ここで一度起き上がって確認です。
「足首は痛くない。膝はまだちょっと痛い。」
ひざの屈曲動作に対し疼痛誘発動作をかけていきます。
臀部・腰部・腹部...腹部で痛みが消失します。
腹部の深層筋を緩め、もう一度確認です。
「今度は痛くなくなった。」
前回よりも痛みは取れたようです。
セルフエクササイズをおさらいして次回としました。
疲労やオーバーユースからくる痛み・症状は、キチンと疲労が取れる身体の状態まで持って行ってから、個別の痛みの改善へ取り組んでいくようにしています。
身体が健康ではないのに足首やひざだけ痛みが取れるはずはないのです。
(一時的に痛みが軽減することはあるでしょうが。)
スポーツ障害などで再発を繰り返している選手は、疲労による身体の機能低下があるので弱い所に負担がかかって、故障を繰り返してるのではないでしょうか?
しっかり身体を調整して持てる可能性を十分に発揮させてあげたいですね。
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