振り向くと痛い・上が向けない、寝違えのような首の痛み
普段は慢性痛・慢性症状の方を診ることが多い元気が一番整体室ですが、週末は急性痛の方もお見えになることがあります。
急性痛の方は電話で症状をお聞きし、医療機関での受診を勧めるか、整体で対応できるか、判断してお受けしています。
「左右振り向くと痛い・上が向けない」と来室のFさん(40代男性・デスクワーク)。
数日前から「首が張っているような気がしていた」そうですが、3日前くらいからはっきりとした痛みとなってしまい、
来室時には
左右振り向くと痛い
上を向くと痛い
寝違えのような痛みとなってしまったそうです。
普通に座っていたり歩いている時は、それほど痛くはないそうなので診せていただくことにしました。
お話をしていて、どうも以前見たことがあると思っていたら、数年前に息子さんのオスグットの施術に付き添っていらしたことがあったそうです。
息子さんのひざ痛はその後も再発無く、現在もサッカーをしているそうです。
さてFさんの首痛の施術です。
座位の検査で身体全体の状況を把握していきます。
骨盤 ⇒ 硬い
脊柱 ⇒ 硬い
肩の外転 ⇒ 左150度、右120度
かなり体が緊張状態にあります。疲労がたまった状態です。
横になると起き上がるのが大変だというので、座位で下肢を緩めることから始めました。
操体のアイ・ポジションをしようとしましたが両股関節とも硬く痛みが出ます。
もう少し末端、足首の操法をやってみます。
足首を楽な方・快適な方を探して動かしていきます。
左足首を操法していると「首までジワーとくるようです」と仰るので、その感覚を味わってもらいます。
2回行うと「肩から首にかけてのこわばりが軽くなりました」と変化してきました。
次に先ほどは痛みでやらなかったアイポジション、今回は出来ました。
アイポジションでも「腰から背中が暖かくなるようです」と…
思ったより体の感受性が高いんですね。
これで首の左右の振り向きはだいぶ大きく振り向けるようになりました。
首の上向きは取りあえず上部頸椎の関節動作法で改善して施術台に乗ってもらいました。
脳脊髄液の循環を調整し疲労を取っていきます。
寝返りも頭を手で支えながらであれば「それほど痛くなく」できました。
うつ伏せで筋肉のポンプをしてさらに循環を高めていきます。
ここで一度ゆっくり起き上がって再検査です。
起き上がりも「それほど痛くなく」出来るようになっていました。
「朝と比べると段違いですよ」
振り向きは、ほとんど痛くないところまで改善しましたが、上向きは関節動作法で改善しますが安定しません。
疼痛誘発動作をかけてもう少し追いかけます。
胸鎖乳突筋で可動が広がります。もう少し探します。
身体の前面の関連で腹直筋で大幅に可動が広がりました。
「家で寝る前に腹筋とかしてるんですが、あまりやらない方がいいですかね?」
「少なくとも痛みが取れるまではお休みした方がいいでしょう。」
しっかりと疲労が取れるまで継続して通われるそうです。
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