起床直後・歩行時に踵が痛い、足底筋膜炎と言われた会社員さん １
歩くと右足足底が痛いＴさん（３０代会社員）。
病院では「足底筋膜炎です」と診断されましたが、特に薬が出るわけでもリハビリをするでもなく「あまり歩かないようにして、すこし様子を見てください」と言われたそうです。
接骨院へも１カ月ほど通いましたが、マッサージなどでは改善しなかったそうです。
たまたま同僚の方が当整体室でぎっくり腰が改善したのを聞き、ブログなどを見て来室されました。
来室時の症状は
特に朝の起床直後が痛くてつま先立ちで歩いている、
日中は少し痛みは軽くなるが常に痛みはある、
かかと付近には圧痛がある、
状態でした。
施術
座位の検査では骨盤・脊柱の硬さが目立ちました。
仰向けで膝倒しをしても腰の張り・動きの渋さがあります。
相当身体は疲労しているようです。
基本の硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を促す施術から始めます。
膝倒しでの腰の張り・動きの渋さが改善されました。
筋ポンプでさらに循環を高めていきます。
ここで一度かかとの圧痛を確認してもらいます。
「まだ痛いですねぇ」
圧痛はあまり改善していませんでした。
「この痛み覚えておいてくださいね」とお願いしておいて、筋膜のつながりを辿って原因筋を探していきます。
踵の圧痛は脛骨内側で軽減しました。
「こんなところで難で踵の痛みが減るんですか？」
「身体はいろんなところが繋がっているんですよ」と言いながら、脛骨内側を取っていきます。
「脛の内側も触られると痛いんですねぇ」
「硬結ができやすい所で皆さん痛い所ではありますが、Ｔさんの場合は特に疲労が溜まっているようですよ」
脛骨内側の硬結を処理して踵の圧痛はほぼ取れました。
今度は立ち上がって足踏みを確認です。
「違和感はありますが結構いいです。」
「その違和感を覚えておいてくださいね」
さらに筋膜のつながりを辿って原因筋を探していきます。
腰部のあるポイントを押さえると痛みが取れました。
立位のままポイントを緩めると
「今は痛くないです。こんなに違うんですね。」
「痛くない状態が安定するにはもう少し通う必要がありますが、痛みの原因がしっかり取れればちゃんと痛みは取れますから安心してください。」
セルフエクササイズをおさらいして次回としました。
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