腰痛のあと残った、右腰から膝にかけての痛み痺れ ２
紹介で来室のＮさん（４０代男性）
腰痛（どちらかというと左側）で１カ月ほど前から病院にかかり、腰痛自体はお薬の治療で緩和したそうですが、右腰（臀部鼠径部）から膝にかけての痛み痺れに悩まされているそうです。
右下肢の痛み痺れはお薬での治療では改善しなかったそうです。
仕事柄中腰での作業が多く、朝の内はまだ我慢できるそうですが、午後からは痛み痺れがきつく辛いそうです。
座位から立ったりする動作時や、就寝時に仰向けになれないなどもあるそうです。
２回目（１週間後）
「痛みは半減した感じです。」
肉体的にもきつい仕事だそうで、疲労による症状の戻りを心配していましたが、仕事の休憩中にしっかりセルフエクササイズなども行った効果でしょう、軽減状態を保てていました。
動作確認をしてから施術に入ります。
仰向けで右鼠径部に痛み痺れが、右の膝倒しで下部腰椎辺りに痛みが出ました。
腹部の深層筋と大腿外側の硬直を剥がしていきます。
少し痛みを伴う施術ですが剥がした後は、仰向けでの下肢伸展も膝倒しでの痛みも消失しました。
これで脳脊髄液の循環を調整して、溜まった疲労を取っていきます。
膝倒しは更にスムーズになります。
一度立ち上がって再検査してみます。
座位・立ち上がり・立位では痛み痺れは再発しませんでしたが、立位の前屈・後屈で先ほどの下部腰椎付近に痛みが出現しました。
原因を探っていきます。
座位では痛みは出ませんでした。
再度立位でＴＬしていきます。
左の足関節辺りで痛みが軽減します。
仕事中は安全靴での作業だそうなので、その辺を考慮しながら左足関節周辺の関節可動域をチェックしていきます。
その中のメジャーの可動制限を古典調整で解除すると、立位での前屈後屈も楽にできるようになりました。
再度腹部を緩めて次回としました。
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