筋筋膜性の検査で反応が得られなかった肩こり・首こり・頭痛 1
以前からのクライアントさんの紹介で来室のMさん(50代・男性)
デスクワークが中心の会社員さんで、普段から肩コリや首こりは感じているそうです。
肩こり首こりは、その都度マッサージ系の整体でリラクゼーションを受けていたそうです。
最近は頭痛にも悩まされるようになってしまったそうですが、この頭痛がマッサージを受けてもなかなか改善しないんだそうです。
心配になって病院で診てもらったそうですが「脳には特に異常なし」だったそうで、精神安定剤的なお薬を処方されたそうです。
お薬でもあまり頭痛は緩和しないそうです。
当室へは、一時的な症状の緩和だけでなく全身を診てもらえると聞いて(期待して)来室されたそうです。
来室時も
重い様な鈍い頭痛が続いている
首肩も凝っている
状況でした。
原因を切り分けるために、最初に首肩の凝りの筋筋膜性の検査・施術から始めました。
首や肩の可動範囲や圧痛などを指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
頸部・上肢・腰部・下肢...
なかなかヒットしません。
試しに聞いてみます。
「今までの整体で肩こり首こりは楽になりましたか?」
「気持ちがよかったのと、軽くなった気はしました。」
「その整体を何度か受けて、だんだんと身体は楽になりましたか?」
「それはありませんでした。整体の先生も凝りがひどくなってきたようなことを言っていました。」
最初は筋筋膜からくる肩こり首こりだったかもしれませんが、症状をこじらせてしまい、身体が刺激を受け付けなくなっているかもしれません。
まずは身体の防御反射を解除していかなくてはなりません。
脳脊髄液の循環を調整し身体の防御反射を解除していきます。
次に緊張の強い上腹部の緊張を緩めていきます。
呼吸を利用して呼吸に沿う方法でゆっくり上腹部を緩めていきます。
特に消化器系の緊張が強かったので「手の三里」からも緩めていきました。
ここで一度再検査です。
首肩の可動域は改善しています。
「首肩の凝りはどうですか?」
「首肩に触っていないのに、こんなに楽になるんですねぇ。」
「頭痛はどうですか?」
「まだ少し重い感じがしますが、来た時よりも大分楽です。」
操体の「頭重感を取る操法」をやってみます。
「こうやって首を伸ばすと気持ちいいですねぇ」
2回ほど行うと
「ずいぶん楽になりました」
今回は深追いせずにここまで。
次回までの注意事項、
押したり揉んだりの強い刺激はしないこと、
寝る前にお腹のセルフケアをすること、
等を説明し次回予約を入れて終了しました。
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