手首痛・指先の冷感で手根管症候群と言われている女性 1
数年前からどこか調子が悪くなると来室されるKさん(30代女性・アルバイト)
今年の夏以来の来室です。
今回の主訴は手指の痺れ痛みと手首の可動痛で、ここ1週間くらいの症状だそうです。
今回も仕事やボランティアで腕を使ってからの症状で、念のため病院で診察を受けています。
病院では「手根管症候群でしょう、首もちょっと狭くなっているようです」と言われ、血行を良くするビタミン剤と手首を固定するサポーターを指導されたそうです。
少し楽になったそうですが、仕事に支障があるので再来室となりました。
来室時の状態は
手を万歳すると指先から血の気が引くような、冷感・不快感がある
手首を手の平側に曲げたり手の甲側に反らすと強めの痛み
小指側親指側に曲げると軽い痛みがある
肘の曲げ伸ばしで肘上部に違和感がある
状態でした。
座位の検査では
左仙腸関節が硬く、上部胸椎が硬直していました。
仰向けの膝倒しでは左右とも動きが渋く、特に左倒しで左腰に痛みが出ました。
気になったので仰向けでも手首・肘・肩の動作検査をしました。
仰向けの姿勢では「バンザイ」や「前にならえ」の姿勢でも、指先に冷感や不快感はほとんど出ず、手首の可動痛も大幅に軽減しました。
抗重力筋も影響が強そうだと診立て、施術に入りました。
まず最初に硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を高めていきます。
膝倒しはスムーズになりましたが、左倒しでの痛みは少し残りました。
アキレス・内側クロスポイント・大腰筋とチェックしていくと、大腰筋に強めの圧痛がありました。
軽めにコンタクトして手首の可動痛をチェックすると
「今は痛くないです!」
今回の症状も、直接的には上肢の筋緊張かもしれませんが、大元はこんなところからきているのかもしれません。
直接緩めるのは痛みを伴うため筋肉の反射点を使って緩めていきました。
これで膝倒しは左右ともスムーズで痛みなしになりました。
起き上がって座位で再確認です。
「手首はだいぶ良い。バンザイをすると、さっきより長持ちするが、徐々に冷感が出てきます。」
疼痛誘発動作をかけながら問題個所を探していきます。
前胸部・腋窩部・前腕で反応がありました。
それぞれ緩めていくと
「しばらく(数分ですが)バンザイしていても大丈夫みたいです。」
セルフエクササイズをおさらいして次回としました。
病院の検査で構造的な問題(手根管が狭くなっているとか首の椎間板が狭くなっている等)言われてても、筋筋膜の施術で症状が改善するケースもあります。
改善が思わしくない・手術を勧められているが不安な方は、一度元気が一番整体室の施術を試してみてはいかがでしょうか?
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