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前回から1カ月ほど経過して、ぎっくり腰が再発してしまった会社員 2

   

ぎっくり腰が再発してしまったOさん(40代・会社員)

1カ月くらい前が初診で、初回である程度の回復が見られました。

施術後の説明で

「痛みが取れた=完治したではありません。ぎっくり腰もそれまでの疲労や身体の癖で起きるので、もう2~3回くらい通院して疲労や身体の癖を取っていった方がいい」と提案してましたが、

「考えてみます」と、その後の通院はありませんでした。

その後1カ月ほど経って腰痛が再発し、再来院されました。

 

3回目(再発後の2回目)(1週間後)

「まだちょっと腰が張る感じは残りますが、痛みはほとんどなくなっています」

1カ月前の施術後もこんな感じだったそうです。

Oさん自身は「ほぼ治った」と思っているようです。

 

検査をしていきます。

座位での骨盤・脊柱の可動性検査、肩の外転、首の振り向き上向き...

左の骨盤・上部腰椎下部胸椎の脊柱は動きが悪くなっています。

肩の外転はスムーズさを維持していますが、首の上向きは引っ掛かりがありました。

 

「症状は軽減していますが、実際は身体の各所の動きは万全とは言えませんね」

「確かに...」

毎日の仕事での新たな疲労があるかもしれませんし、前回1度では取り切れなかった問題や、より深い問題が残っていたのかもしれません。

これらを解除しておかないと、

疲労が溜まると腰の調子が思わしくない ⇒ 慢性腰痛や坐骨神経痛 へ腰痛をこじらせてしまいます。

 

施術は硬膜の歪みを取って脳脊髄液の循環を高めるところから始めました。

下肢の関節の可動性をチェックしながら、引っかかっている(動きの悪くなっている)ところを解除していきます。

仙腸関節の動きの悪いのは足関節周辺の調整で解除できました。

 

下肢の後は肩甲帯から上肢も同様に可動域をチェックしていきます。

肩甲骨は左右とも動きが悪いので、剥がすように動かしていきます。

 

ここで再検査です。

「さっきとは全然違いますね。」

先程の左の骨盤・上部腰椎下部胸椎の脊柱は弾力が出てきました。

それぞれの関節に「遊び」が出来ています。

 

首の上向きはまだ少し引っ掛かりが残っていました。

首の上向きの引っ掛かりと腰の後ろ反らしの引っ掛かりは関連がありますので、しっかりと原因を取っていきます。

TL検査で問題個所を探していきます。

左の肩甲骨内側の肋骨部で反応がありました。

古典調整(手技の名前)で引っ掛かりを解除すると、首の上向きも

「あっ 引っ掛かり取れました。」

腰を反っての違和感も張った感じも取れていました。

 

年明けすぐの予約を入れて終了としました。

 

症状の有る無しだけが健康のバロメーターではありません。

症状はなくなっても身体の健康度(いろいろな捉え方はあると思いますが)が落ちていれば、何かのきっかけで痛みが再発しやすい状態であると考えられます。

身体の各所がしっかりと動き(働き)自分で(セルフエクササイズ等で)健康管理できるまで、もう少し継続して整体を受けた方がいいでしょう。

 

 

 

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