尾骨の打撲?or尾骨の成長痛?と言われている小5女児 1
授業などで長時間座っていたり立ち上がるとき臀部が痛いと、群馬県の東毛地区から来院のFさん(小5・女児)。
ミニバスを頑張っているFさんが臀部の痛みを訴えたのは、去年の秋ごろから。
最初の病院ではレントゲンで骨折等は見当たらなかったそうで「ミニバスなどで尻餅などをついて、気が付かないうちに打撲したかもしれません」と言われ、湿布などを処方され様子を見るように指導されました。
1カ月ほどしても痛みが引かないので別の病院へ行ったところ、今度は「尾骨の成長痛でしょう」と言われ、同じく湿布を出されたそうです。
前の病院でも湿布では改善しなかったので病院での治療をあきらめ、民間療法を探して当整体院へたどり着いたそうです。
来院時の状態は
長時間座っていると痛い
立ち上がるとき痛い
仰向けで足を伸ばすと痛い
状態でした。
走ったりジャンプしたりした時の運動時痛や、尾骨周辺の圧痛はありませんでした。
症状的には当院でも改善実績の多い、典型的な「尾骨の変位(歪み)による痛み」と思われます。
試しに立ち上がり動作痛に効果のある「尾骨の関節動作法」を施してみると、
「さっきより全然軽い!」
と変化が感じられました。(手を放すと痛みが戻り気味ですが)
付き添いのお父さん・お母さんに当院の診立てを説明し、施術に入りました。
施術
仰向けで足を伸ばしていると臀部に鈍痛があるので、膝立で腹部の調整から始めました。
腹部の深層筋にアプローチすると大分くすぐったい様でしたので、カウンターストレインで緩めていきます。
その後腹圧を利用した関節動作法を行って尾骨を調整すると、仰向けで足を伸ばしても臀部の鈍痛は起こらなくなりました。
検査のため両足挙上をすると挙げ切ったあたりで臀部に痛みが出ました。
硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を高めて、回復力を上げていきます。
硬膜の調整後は軽減しましたがま、だ両足挙上すると違和感が残ります。
疼痛誘発動作で施術箇所を特定していきます。
アキレス・下腿内外側・大腿外側・大腿後面...
ハムストで反応がありました。
ハムストのリリースをしましたが、検査時よりも思ったほど改善しません。
今度は内外ハムストの癒着を剥がしていきます。
これが効果的だったようで、両足挙上時の違和感も取れました。
ここで起き上がって再検査です。
長時間の座位は確認できませんが、座った感じは
「大丈夫そうです。」
立ったり座ったりを繰り返してもらうと
「まだちょっと重い感じ」
再度尾骨の関節動作法を行うと
「軽くなった。」
と改善しました。
今回はここまでとし、お母さんにセルフエクササイズをレクチャーして次回としました。
授業中の尾骨痛などを確認してもらい、必要なら電話でサポートするとお話しして終了しました。
一般的に「成長痛」と診断されると「自然に痛みが取れるまで(成長が止まるまで)様子を見る」他ないと思われがちですが、痛みの原因をしっかり検査できれば、その場で改善できることも珍しくありません。
膝・カカト・尾骨などの成長痛と診断されても、諦めずにご相談ください。
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