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鷲足(がそく)炎か?曲げると膝の内側が痛い会社員さん 1

   

曲げると左ひざの内側が痛いMさん(50代・事務職)

 

2カ月くらい前からの症状で、思い当たる原因はゴルフの練習だそうです。

病院では「骨はキレイ」と言われているそうですが、特に○○痛等の診断は言われていないようです。

Mさん自身がネット等で調べて「鵞足炎(がそく炎)」じゃないかと相談に見えられました。

 

来室時の症状は

しゃがむと左ひざ内側が痛い

あぐらで左足をもう少し引き付けると痛い

状態でした。

普段はゴルフをしても、ジムでレッグプレスなどのトレーニングをしても痛みはないそうです。

 

施術

最初に当整体室の施術の考え方を説明し検査をしていきます。

デモンストレーション的に直接的な問題個所を探して、痛みの軽減を体感してもらいます。

腹部深層筋・下腿内側ポイント等でしゃがんでの痛みが軽減するようです。

「何をしたんですか?」

「体幹や下肢の筋筋膜の問題で結果として膝に来ているようです」と説明しながら施術に入りました。

 

検査では骨盤・脊柱の弾力性が失われてしまい、右膝倒しで左ひざ内側に痛みが出ました。

下腿内側を緩めて膝倒しがスムーズになってから、硬膜の調整に入りました。

脳脊髄液の循環が高まると膝倒しは更にスムーズになりました。

仰臥位では膝の屈曲時痛はほとんどありませんでしたので、もう一度しゃがんで痛みを確認してみます。

「やっぱり痛いですねぇ」

仰臥位(非荷重時)には膝の屈曲痛がなく、荷重時に痛みが発生するので

「寝た姿勢では痛みが無いので、座ったまま施術しますね」と断って、腹部の深層筋を緩めていきました。

1分位緩めて再度しゃがんでみると

「ゼロとは言いませんが、かなり楽になっています。」

今度は下腿内側を緩めて再検査

「違和感はありますが、痛みはほぼ無いです」

 

しゃがんでの痛みはほぼOKですので、次は胡坐から更に下腿を引き寄せての痛みをチェックします。

「これはあまり変わってませんね」

ひざが捻じれる、若しくは側屈する動きは痛みが残るようです。

脛骨内側・大腿内側のリリースで痛み・可動範囲は若干改善しましたが、今回は深追いせずにここで終了。

 

セルフエクササイズのおさらい、次回の目途を説明して終了しました。

 

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