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走ると痛い・起きたとき痛い足底筋膜炎のOLさん 1

   

ブログの記事を見て来院のFさん(20代・OL)

 

1年ほど前からテニスを始めたそうですが、半年ほど前から練習中走ると右かかと付近が痛くなってしまったそうです。

最初はダッシュすると痛む程度でしたが、段々と長く歩いても痛むようになり病院を受診しました。

病院での診断は「足底筋膜炎」で、痛み止めとストレッチの指導を受けました。

テニスはお休みしてストレッチを続けていましたが、なかなか痛みは改善しなかったそうです。

別の病院では「インソール(足底板?)を作りましょう」と言われましたが、それ以前からソ〇ボなどを試してもあまり効果を感じられなかったので他の治療法を探していたそうです。

 

来院時の状態は

長く歩くと右かかとが痛い(来院時も足踏みで少し痛い状態)

走ると痛い

起床直後も立ち上がり・歩行で痛い

踵に圧痛がある

状態です。

 

当院の足底筋膜炎に対する診方を説明し(足底に原因はない・従ってインソールでは改善しにくい)施術に入りました。

 

最初に右かかとの圧痛を改善して不安を和らげていきます。

下腿部の筋膜の緊張したポイントを探して捉えると

「押しての痛み軽くなりました。」

ポイントをリリースすると

「ゼロではないですけど、だいぶ良いです!」

今までも病院で指導されたアキレス腱・ふくらはぎのストレッチをやっていたそうですが、結果的に緊張は取れなかったようです。

もう少し安心してもらいましょう。

足踏みの痛みが少しありましたので、疼痛誘発動作で原因ポイントを探していきます。

臀部・腰背部のポイントを捉えると

「足踏みもずいぶん楽です!こんなところが原因なんですか?」

「他にもあるかもしれませんが、ここも原因の一つだと思いますよ。」

「病院ではここはノーチェックでした。」

 

少し改善へ希望が出てきたところで、本格的に検査・施術に入ります。

骨盤は比較的弾力がありましたが、脊柱は緊張していました。

肩の動きも渋めです。

 

硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を高めていきます。

うつ伏せで筋膜をポンプして、更に循環を高めていきます。

 

全身の体液循環を調整した後は、踵の圧痛をしっかり取っていきます。

下腿部のポイントでは変化がありませんので、順次ポイントを探していきます。

臀部と腹部の深層筋で反応がありましたので、リリースをかけていきます。

 

踵の圧痛が解除できましたので、一度立ち上がって足踏みをしてみます。

「さっきよりも楽ですが、まだちょっと痛いです...」

 

足踏みの動作を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。

腰背部と腹部の深層筋で反応がありました。

立ったままリリースすると

「だいぶ良いみたいです。」

と改善してくれました。

 

セルフエクササイズをおさらいして次回としました。

 

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