両足の前十字靭帯再建手術歴有り、両ひざの違和感 １
県北から来院のRさん（20代男性・建設関係）
両ひざの違和感・屈伸時の痛みや鳴りで来院されました。
学生時代に両ひざの前十字靭帯を痛め再建手術をしているそうで、左膝はその後に半月板は縫合手術をしています。
強い痛みではないそうですが常にジーンとした違和感があり、しゃがむとひざ内側のツッパリ感が強くなるそうです。
膝の鳴りはポキポキする音ではなくガリガリした音がします。病院では「痛くなければ気にしないよう」に言われているそうです。
来院時も
両膝周辺に「ジーン」とする違和感・痺れ感
屈伸時に両ひざの内側にツッパリ感が強くなります。
膝の鳴りは荷重時・非荷重時ともありました。
所々に軽い圧痛がありました。
肩も可動範囲が狭くなっていました。
施術
両足挙上・膝倒しを確認してみると動きに渋さがありましたので、硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を促していきます。
両膝倒しはまだ少し渋さが残ります。
筋筋膜の緊張箇所を疼痛誘発動作で探していきます。
探っていくと筋肉は柔軟に感じますが、いくつかのポイントで反応があります。
不思議な感覚です。
下腿部・大腿部後面などで反応がありリリースしていきます。
膝倒しはスムーズになりました。
次に非荷重時のひざの屈曲を確認していきます。
膝は曲がりますが、内側にツッパリ感が出、関節内で異音がします。
まずは内側のツッパリ感の軽減から。
大腿前面の筋筋膜で反応があります。
関節の鳴りも少し小さくなるようです。
ツッパリ感が軽減したところで起き上がって確認です。
屈伸時の違和感や常時あるジーンとした感じは
「さっきとは全然違いますね」
と屈伸時の違和感、常時ある痺れ感は変化してくれましたが、膝の鳴りはあまり変わりません。
関節動作法や立位での疼痛誘発動作ではポイントが見つかりませんでしたので、今回は深追いせずにここで終了。
セルフエクササイズ・注意事項を説明し次回としました。
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