半年前からの違和感、最近痛みが強くなってきた五十肩の症例 1
紹介で来院のWさん(50代女性、専門職)
半年ほど前から左肩周辺に違和感があったそうです。そのうち良くなるだろうと思っていたところ、1カ月くらい前から痛みが強くなってきてしまったそうです。
病院での診断は「肩関節周囲炎」で、「いわゆる五十肩ですから、あまり無理をしないでいれば1年位で良くなります」と言われ簡単なストレッチを指導されたそうです。
仕事柄左腕を使うことも多く、仕事に支障もあるので早く改善したと来院されました。
来院時の状態は
前方からの挙上90度位
側方からの外転80度位
夜間痛・自発痛は無い
状態です。
「3カ月を目標に頑張りましょう」と施術に入りました。
骨盤・脊柱の弾力性は失われています。
まずはしっかり身体の疲労を取るために、硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を促していきます。
膝倒しで残る渋さは肩甲骨周辺の調整で改善しました。
骨盤の弾力も出てきましたので左肩の状態をチェックしていきます。
前方からの挙上を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
最初に反応したのは手掌の筋硬結です。特に拇指周辺の筋硬結を緩めると先ほどよりも腕が上がるようになります。
「手の平の凝りで肩が痛くなることもあるんですか?」
「結構多いんですよ。パソコンやスマホなどの影響で肩こりや首コリが出たり、痛みになったり...」
更に前腕の屈筋群、上腕の伸筋群、胸部など反応のある筋筋膜を取っていきます。
前方からの挙上は130度位まで挙がりましたが、側方からの外転は90度位のまま。
もう少し追いかけていきます。
鎖骨の調整と腰背部の深層筋のリリースで120度位、まで挙がるようになりました。
挙がるようになった可動範囲内でも動きが軽くスムーズでしたので、深追いせずに次回としました。
仕事柄左腕で固定をして右腕で細かい仕事をするので、こまめに左腕のセルフエクササイズを行ってもらいます。
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