長く座っていると痛い・長く立っていると痛い坐骨神経痛と言われた会社員 １
知人の紹介でお見えのＤさん（４０代・男性・会社員）
半年ほど前から長く座っていてから立つ時や、長く立っていて歩き始め等に、左腰に痛みが出るようになってしまったそうです。
整形では「ヘルニアはないようです。坐骨神経痛でしょう」と言われ、痛み止めを処方されリハビリに通っていました。
あまり変化が見られなかったので、今は職場近くの接骨院へ通っていますが、段々と痛みが強くなってきました。
当室でオスグットが改善した子のお父さんが同じ職場に居て勧められて来院されました。
来院時は
座っていて立つとき痛い、特に車の乗り降りが痛い
朝礼などで立っていても痛い
歩くとき左足を着くと痛い
そうです。
施術
現在の痛みの状態を確認していきます。
左足に体重をかけると痛い、前屈で痛い、後屈は行かない、しゃがむと痛い、椅子から立ち上がるとき痛い．．．
痛みの出方を見ると股関節の問題が有りそうです。
整形でも接骨院でも「腰部」を中心に治療（電気治療や温める治療）をしていましたが、当院の診立ては「股関節」です。
痛いのは腰背部でも、痛みの原因は股関節周辺の筋筋膜の可能性があります。
仰向けは辛いそうなので一番楽だと言う左を上に下横向け寝になってもらいます。
股関節の屈曲伸展の動きを指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
殿筋群、腹部の深層筋、内転筋群、大腿部外側などで反応があります。
これらの筋筋膜をリリースしていきます。
筋膜の滑走性が落ちているようで、癒着を剥がすようにすると反応が良いようです。
大腿部の外側は剥がそうとすると痛みが強いようなので、まずは繋がりのある下腿部のリリースをしてきます。
仰向けはまだ違和感があるそうなのでうつ伏せになってみます。
うつ伏せは「大丈夫そうです。」なので、うつ伏せで硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を促していきます。
更に全身の血行を良くしていきます。
一度起き上がってもらいます。
うつ伏せから正座は大丈夫、正座から立ち上がるのは痛みが残りましたが
「今朝の起床時と比べると、だいぶ楽に起き上がれました」
と改善を実感してもらえました。
足踏みで左足に体重をかける時は
「まだ痛いですが、楽になっています。」
今度は足踏みを指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
腰背部の深層筋と腹部の深層筋で反応がありました。
足踏みをしながらリリースしていきます。
「さっきよりも、また少し楽になりました。」
初回は深追いせずにこれまでとし、セルフエクササイズと日常生活での動作の注意点を説明して次回としました。
完全予約制 （当日予約も可）
今すぐお電話を 027-326-3323
ホームページを見たとお電話ください。
| メールでのお問い合わせはこちらから⇒ |  |