半年ぶり、歩くのも痛い、オスグットと診断されている小5の男児 4
右ひざ痛で、歩くのも痛いK君(小5・ラグビー)
2か月くらい前から右ひざが痛み出し病院では「オスグットでしょう、1年か1年半で自然に治ります。」と言われたそうです。
治療は超音波治療が中心で、その他にシップを処方されているそうです。
騙し騙しラグビーをやっていましたが、先日の試合で痛みが強くなってしまいました。
1年か1年半もスポーツが出来ないのも可哀そう、とお母さんに連れられて来院されました。
施術
19年2月の初診で、その時は1か月ほどでオスグットの痛みも取れ練習復帰していました。
その後は痛みもなく練習をしてきましたが、夏合宿の後から(夏合宿中は大丈夫だった)ひざ痛が再発してしまったそうです。
両ひざが痛いのですが、どちらかというと右ひざの方が痛いそうです。
そのほかに荷重がかかると右足首前部が痛くなるそうです。
立位からのひざ屈曲で両ひざが痛く、非荷重時は曲がりますが最後に痛みがあります。
ひざ下には圧痛もあります。
まずは先日習ってきた脛骨神経のリリースから入りました。
これで非荷重時のひざの屈曲痛が取れました。(少し渋い感じが残ります。)
ひざ下の圧痛は大腿直近の近位部を緩めると取れてくれました。
仰向けの姿勢で股関節の動きを見ていきます。
右の股関節は動きが渋い感じです。
ハムストを剥がしていくと股関節の動きもスムーズになります。
さらに腹部の深層筋を調整すると股関節の可動が広がりました。
右足関節の背屈底屈の動きが引っ掛かっているので、古典調整で距腿関節のつまりを解除します。
ここまでで非荷重時の股関節・膝関節・足関節の動きはスムーズになったので、立位からのひざ屈曲と荷重時の右足首痛を確認してみます。
右足首痛はとれていましたが、ひざの屈曲痛は残っていました。
立位のひざ屈曲を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
今回も腸骨稜付近で反応があります。
腸骨に力が集まらないために膝に負担がかかっているようです。
春先にも行った「ひざの体操」をやってみます。
腰に力が集まらないようです。
立位で「肩こり体操」を行って、腰に力が集まる感じを思い出します。
さらに「腸骨体操」「腰を強くする体操」を行って、腰に力を集める感覚を強めます。
こうしておいてもう一度「ひざの体操」を行ると、上手に腰に力を集められるようになっていました。
一連の体操の後、もう一度立位からのひざ屈曲を行うと「楽です!」、じゃがめるようになっていました。
K君の場合、体幹の姿勢を維持する筋肉(インナーマッスル)がうまく働けない状態で腰やひざ・足首などに負担がかかって弱いひざに痛みが出ていたようです。
セルフエクササイズをおさらいして次回としました。
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