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長く座っていると痛くて、成長痛と言われた尾骨痛の小学生女児 1

   

授業中など長く座っていると臀部が痛くなるKさん(小6・女児)

 

夏休み明けごろから、授業で座っていると臀部が痛くなり、病院で診てもらったところ「(尾骨の)成長痛」と診断されました。

「半年から1年くらいで自然と痛みが取れますから」と言われ、湿布を処方されたそうです。

湿布は張ってもあまり軽減せず、運動会の練習などで床や地面に座った所為か痛みが強くなりました。

 

骨盤調整などをする治療院や接骨院なども行きましたが、症状は変わらなかったそうです。

ネットで当室の記事を見て来院されました。

 

来院時の状態は

臀部が痛くなる(重い痛み?鈍痛?)ため30分以上は座っていられない

立ったり座ったりするときピリッと痛む

そうです。

 

施術

特に指示しないで普通に座ってもらうと、骨盤は後傾し猫背気味の姿勢でした。

仙腸関節は硬く脊柱もあまり弾力性がありませんでした。

肩の外転・首の前後屈・回旋は特に問題がありませんでした。

 

尾骨の成長痛で多い、尾骨の前方変位の可能性がありそうです。

試しに尾骨の関節動作法を行ってみると、立ったり座ったりの痛みは大幅に軽減します。

 

まずはこの尾骨の前方変位をメインに調整していきます。

最初に脳脊髄液の循環を調整して疲労を取り不要な反射を取っておきます。

仰向けでひざを抱えると左右とも尾骨に痛みが残りましたので、この痛みを指標に疼痛誘発動作をかけていきます。

大腿後面と下腹部で反応がありました。

大腿後面の筋膜の癒着を剥がした後、下腹部を緩めていきます。

受け手が女性なので自分の手を下腹部に当ててもらってその上から筋ポンプをしていきます。

股関節屈曲の可動域が90度くらいから120度くらいまで広がりました。

まだ何か制限をするところがありそうです。

腰背部の深層筋、肩甲帯、頸部...

結局先ほどはあまり反応がなかったアキレス腱で痛みが軽減するようです。

アキレス腱から下腿三頭筋までをじっくりとリリースすると、仰向けでの股関節屈曲(ひざ抱えのポーズ)の痛みは取れてくれました。

一度起き上がって再検査してみます。

寝返り       → 痛みなし

起き上がり     → 痛みなし

座位からの立ち上がり→ 軽くなっているけどまだちょっと痛い

立位からの座る   → 臀部をつくときちょっと痛い

全般的に痛みは軽減していますが、もう少し痛みを追いかけてみます。

 

うつぶせになっての足上げでは両足とも挙がりが悪いようで、殿筋群の筋出力が低下しているようです。

腰背部の深層筋を刺激して殿筋の筋出力を調整し、もう一度検査してみます。

 

今回は立ったり座ったりでの痛みも取れていました。

 

長時間の座位での尾骨痛の確認はできませんが、数分座っている限りは

「いつもよりもだいぶ楽です。」

のようなので今回はここまでとし、お母さんと一緒にセルフエクササイズのおさらいをして次回としました。

 

これまでの経験から「尾骨の成長痛」は尾骨の変位(歪み)から起きていること多いようです。

尾骨を調整し、尾骨をゆがませる原因・要因を解除できれば、尾骨の成長痛も治まってきます。

 

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 - 尾骨の成長痛, 姿勢による尾骨痛