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寝起きと仕事の後が特に痛い足底筋膜炎のパート主婦 1

   

HPを見て来院のMさん(40代女性・パート)

 

7月頃から歩行時に右かかとが痛くなり、病院での診断は「足底筋膜炎」で、湿布などを処方されましたが痛みは取れませんでした。

その後も接骨院や整体などを「はしご」しましたが痛みに変化はなく、HPで見て当室へ来られました。

 

来院時は

歩くと右かかとが痛い

特に寝起きと仕事の後(歩くことの多いパート)が痛い

ふくらはぎも張る

状態でした。

 

施術

検査をすると骨盤・脊柱の可動性は失われています。

肩の外転の動きは渋いながら可動域は確保できています。

受付表を見るとかなり睡眠時間が短いので疲労が抜けにくいのかもしれません。

 

まずかかとの押しての痛み(圧痛)の解除から。

脛骨内側の硬結を探して疼痛誘発動作で痛みの変化を確かめていきます。

広範囲に硬結があり下腿部の疲労が伺えます。

内果に近い箇所で痛みが軽減するポイントがあります。

痛みが強いので、少し時間を掛けて緩めていきます。

まだ残りますが、脛骨内側の硬結が和らぐと、かかとの圧痛も取れてくれました。

「かなり軽くなりました。今まで色々やっても取れなかったんですよ。」

立ち上がって足踏みをしても

「まだ痛みが残りますが、かなり楽です。」

 

当整体室の技術で痛みが取れることが確認できたところで、本格的な整体に入ります。

ひざ倒しは左右倒しとも左腰に張りが出ました。

股関節の屈曲は右側に詰まり感がありました。

 

脳脊髄液の循環を調整して疲労を取っていきます。

 

左腰の張り感は取れましたが、右股関節の詰まり感は残りました。

この股関節の詰まり感もかかと痛と関係がありそうです。

 

検査をするとハムストリングスの癒着が影響しているようです。

ハムストの筋膜の癒着を剥がすと、股関節の詰まり感も取れました。

そして先ほど残っていた脛骨内側の硬結もさらに和らいでいました。

「大腿部の後面がかなり疲労しているようですね。

セルフエクササイズをお伝えしますので、ご自身でも小まめに行ってくださいね。

早く良くなりますから...」

 

左足の施術をしながらセルフエクササイズをお伝えしていきます。

一通り下肢の施術が終わったところで、立ち上がって足踏み時の痛みを確認してみます。

「もうほとんど痛くありません!」

まだちょっと痛いようなので立位のまま体幹のチェックしていきます。

腹部の深層筋と腰背部の深層筋で反応がありました。

再び施術台に載ってもらって腹部と腰背部の深層筋を緩めていきます。

腹部深層筋は圧痛があったので筋膜の繋がりを使って足首で取っていきました。

これで足踏み時の痛みも解消しました。

 

セルフエクササイズのおさらいと注意事項(特に起床時の痛みの対処法・睡眠時間のこと)を説明して次回としました。

 

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