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慢性腰痛が憎悪して大腿部・脹脛に痺れが出ている女性 1

   

腰痛で来院のHさん(20代女性・専門職)。

 

以前から腰痛持ちだったそうですが、2,3か月くらい前から左臀部、最近は大腿部・脹脛まで痛み痺れが出てしまったそうです。

来院時の状態は

立っている・歩いているのも辛いが、座っているのが最も辛い

歩行時に左足は上げづらい

お辞儀・体幹の左回旋が辛い

仰向けで足を延ばすと違和感がある

状態でした。

 

立位で検査してみると、腰背部の深層筋で体幹の回旋・お辞儀が改善されるので、まずはセルフエクササイズがてら、立位での体幹の深層筋リリースから入りました。

 

体幹の回旋がスムーズになり、お辞儀も角度が広がりました。

 

次に座位で関節の可動性を見てきます。

左の骨盤・脊柱は硬直しています。

右肩の外転も制限がありました。

仰臥位でひざ倒しをしてみると、右倒しで左臀部で制限・痛みがありました。

 

下肢の疼痛誘発動作で検査していきます。

内側クロスPとハムストリング・かかと周辺の筋筋膜の癒着で反応がありました。

それぞれリリースすると、ひざ倒しがスムーズになり、ゼロではありませんが臀部痛も軽減していました。

右下肢も同様にリリースしていきます。

 

次に先ほど立位でリリースした腹部・腰背部の深層筋を再度リリースしていきます。

 

一度起き上がって再検査してみます。

体幹の回旋はOK

足踏みも軽くなっています。

お辞儀は先ほどより軽くなっていましたが、臀部の痛みが残りました。

 

お辞儀での臀部痛を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。

 

下腿部の外側と骨盤内深層筋で反応がありました。

股関節後部の圧痛もありましたので検査すると、足趾で反応がありました。

 

併せて見てみると、泌尿器系の疲労があるように思われましたので、経絡のポイントを使って緩めていきました。

まだお辞儀をしての臀部の痛みは少し残りましたが、歩行時・座位などでの痛みは軽減していましたので、深追いせず終了としました。

 

初回で焦点を絞り切れませんでしたが、泌尿器系と関連の深い筋肉・経絡などで改善が見られました。

セルフエクササイズ・今後の通院の見込みなど説明し次回としました。

 

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 - 坐骨神経痛, 慢性腰痛