走ると痛い・ジャンプで痛い、有痛性外脛骨の小学生 1
走ったりジャンプをすると、左足首が痛い小学生のS君。
11月ごろに足首が痛くなり、病院では「有痛性外脛骨」と診断されています。
湿布等で治療をしていますが、なかなか痛みは取れず、手術の話も出ているそうです。
来院時の状態は
歩くのは大丈夫だが、走ったりジャンプをすると左足首の内側が痛い
外脛骨付近は圧痛がある状態です。
学校でサッカーをしていて痛くなったそうで、もしかしたら足首を捻ったかもしれないとのことでした。
当院に来られる有痛性外脛骨の方は、足首のねんざの後遺症で痛みが残っていて「有痛性外脛骨」と診断されている人が多いので、最初に足関節の関節動作法で痛みが軽減するか検査してみました。
非荷重時の可動痛は足関節の底屈時と内反時にありました。
関節動作法で足関節を調整した状態で、底屈・内反してもらうと、
「痛くないです」
当院の施術で改善しそうです。
足首を捻った後遺症が、2か月も緩解していない原因から改善していくべく施術を開始しました。
左の骨盤や股関節、肩甲骨の動きは渋いようです。
脳脊髄液の循環を調整して全身の緊張を取っていきます。
左股関節の渋さが残りました。
疼痛誘発動作をかけて検査していくと、ハムストの癒着が残っていました。
ハムストの癒着を剥がすと、股関節の可動域も広がり、ひざ倒しもスムーズになりました。
次に関節動作法で影響する筋筋膜を調べていきます。
足首底屈時痛は脛骨内側、内反時痛は脛骨の外側の筋筋膜のリリースで、痛みが軽減しました。
非荷重時の可動痛は改善できましたので、一度立位で検査してみます。
足踏み程度であれば痛みはありませんが、ジャンプをすると
「まだ痛いです」
痛みが残ります。
ジャンプの動きを指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
腹部の深層筋で
「痛くないです」
反応がありました。
立位のままだと腹部の奥まで手を入れられなかったので、再度仰臥位で腹部を緩めていきます。
腹部の深層筋は圧痛もありましたので、筋膜のつながりからリリースします。
もう一度立位で、ジャンプ等の検査をします。
「さっきより楽です。10の痛みが4くらい。」
もう少し追いかけていきます。
右足と比べると、遠位の脛腓関節の開いているようなので、捻じれを取りつつ締めると
「今は大丈夫でした。」
セルフエクササイズと脛腓関節のさらし固定を説明し次回としました。
当室に来られる有痛性外脛骨の人は、足首を捻ったりして足関節周辺のアライメントが崩れたケースが多いようです。
周辺の筋筋膜を調整し、アライメントを修正すると痛みが軽減していきます。
外脛骨の存在は、それほど影響していないケースがほとんどです。
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