左下肢にかけての座骨神経痛が慢性化してしまっている会社員 1
左腰からふくらはぎにかけての痛み、所謂『坐骨神経痛』と呼ばれる症状で来室のWさん(50歳代男性会社員)。
2~3年前から持病のようになっているそうです。
病院へ行っても痛み止めや血行の良くなる薬(ビタミン剤?)を処方されるだけのため、最近は痛くなると接骨院で電気治療や揉み解しを受けていたそうです。
今回はここ1ヶ月ほど腰や臀部にハリを感じていましたが、1週間くらい前から痛みが強くなり、歩行などに支障をきたすようになってしまいました。
初回来室時はかなり強い痛みで、顔をしかめて歩いています。
まず身体の検査から。
身体は緊張し骨盤や脊柱など、多くの関節の弾力性が失われています。
座位での検査では肩の外転(横からの挙上)と、身体を捻る動きの可動制限が顕著でした。
「元々身体は固いんです。」
「赤ちゃんの頃から硬かったんですか。」
等と云いながら脊柱の生理彎曲を作る操法を数十秒。
肩の外転を確認すると
「アレッ?!」
身体の捻りも
「オッ!」
「元々じゃなかったみたいですね!」
改めて脳脊髄液の循環を調整し疲労を取っていきます。
20分ほどの施術で立った状態での痛みは10→2
しかし前屈・立ったり座ったりの痛みは10→7とまだ残っています。
立位体前屈の動作を指標に、疼痛誘発動作をかけていきます。
アキレス腱・下腿部の捻じれで改善するようです。
アキレス腱周辺の癒着を剥がし、下腿部の関節動作を行うと
前屈・立ったり座ったり共、痛みは10→2~1程度に軽減。
今回は深追いせずにここで終了。
セルフエクササイズのおさらいをして次回としました。
Wさんはこれまでも、疲労などで腰のハリを感じていながらも、痛みが強くなるまで我慢していました。
日常的に腰などを庇っ癖が身体の歪みが固定化してしまい、更にそれを庇うために大きくバランスを崩し痛みを強くしてしまう、という悪循環で痛みを慢性化させてしまったと考えられます。
腰や肩・首などのはり・コリなども、自分の身体・生活を省みるチャンスと捉え、しっかりと自分の身体と向き合いましょう。
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