座っていて立つとき痛い尾骨痛の小学生 2
HPで尾骨痛の投稿を見て来院のKさん(小6女児)。
8月初旬から痛み出し病院へ行きましたが、MRIの結果は異状なしで、治療らしい治療はありませんでした。
来院時の状態は
立つとき尾骨周辺が痛い
長く座っていると痛い
水泳でターンをするとき壁を蹴ると痛い
状態でした。
尾骨周辺に圧痛もありました。
2回目(1週間後)
「長時間座っていると痛くなりますが、立ったり座ったりは楽になってきました。
水泳のターンの痛みはなくなりました。」
お母さんも
「以前より「痛い」と言わなくなりました。」
と変化を感じられていました。
長時間座って尾骨が痛くなると、立ったり座ったりでも痛みが出ますが、長く座らなければ立ったり座ったりも痛みはなくなっているそうです。
今回も脳脊髄液の循環調整を行い、身体の疲労を取っていきます。
前回よりも疲労が取れやすくなっているようで、ひざ倒しの左右差も残りませんでした。
バンザイ検査で左腕が短縮して見えるのは、左側の腹部の深層筋のリリースで改善されました。
大腿部、臀部、腰背部の筋膜を調整して、一度再検査をしてみます。
尾骨の圧痛・立ったり座ったりでの痛みはありません。
長時間座っての痛みは確認できませんので、骨盤を立てて座骨で座れるように調整していきます。
腹部側にたいして背側が弱い可能性がありますので、筋力検査で確認していきます。
脊柱際の筋が弱化しているようです。
筋力アップのセルフエクササイズをやってみます。
地味ですがきついエクササイズです。
このエクササイズを行った後、尾骨の関節動作法のセルフエクササイズを行うと、前回は実感できなかった変化を実感できるようになってきました。
前回は上手く腹圧をコントロールできなかったのかもしれません。
もう一つ腰に力を集める「ひざの体操」をやってみると、さらにセルフの感覚が上がってきました。
もう一度、立ったり座ったりや尾骨の圧痛を検査し、痛みがとれていることを確認し次回としました。