ぎっくり首?振り向くと痛い首痛のOLさん 2
「後ろを振り向いたらギクッとなってしまいました...」と来室のYさん(30代女性・事務職)
仕事中にふと後ろを振り向いた拍子にギクッとなってしまい、首を痛めてしまったそうです。
湿布を張って一晩寝ればよくなると思ったそうですが、痛みは変わりませんでした。
通勤で車の運転をしますが、首が痛くて怖かったそうです。
受診は翌日の夕方です。
来室時の状態は
首を振り向くと痛い、特に左に振り向くと右首筋が痛い、
上下はゆっくりであれば向ける、
状態でした。
2回目(9日後)
「首の痛みはすっかり取れました。お腹の調子も良い感じです。今は肩や背中が少し張ります。」
首の可動痛はなくなりましたが、慢性的な肩から背中の張りが気になるそうです。
各関節の可動域を検査してから脳脊髄液の循環を調整していきます。
可動制限とまでは言えませんが、腰の捻転が少し渋い感じです。
自覚的にはお腹の不快感も軽減していますが、触診してみると少し緊張があります。
前回に引き続きリメディ療法でお腹の調整をしていきます。
お腹の緊張が緩むと腰の捻転もスムーズになりました。
この時点で確認すると
肩の張りは軽くなっているそうですが、肩甲骨内側の不快感が残るそうです。
事務職で常に腕を前に出して仕事をしているので、慢性的に筋筋膜が負担を受けているようです。
前へならえ時の背中の不快感を指標に、疼痛誘発動作でチェックしていきます。
腋窩部や前胸部で反応がありました。
腋窩部・前胸部をリリースすると
「楽ですねぇ」
リリースした箇所を動作法で活性化させると
「さっきよりも全然軽いです。」
背中の張りは関連する筋の弱化も一つの原因のようです。
セルフエクササイズをお伝えして終了しました。
初回来店時の症状はキツそうだったものの、比較的にスムーズに痛みは取れました。
慢性的な肩こりなどは内臓疲労や胸郭のこわばりなどを、まめにセルフエクササイズで取っておくといいでしょう。
セルフでは取り切れない疲労を取るため、たまにはメンテナンスのため整体を受けに来てくださいね。