脊柱管狭窄症ですべり症と診断されている右足痛の女性 3
2022/01/07
知人の紹介で来院のTさん(70代・女性)
しばらく前から右足の下腿外側が痛くなり、歩くのも不自由している。
病院では「脊柱管狭窄症でかなりすべっている」と言われているそうです。
病院でのリハビリや整骨院・鍼灸院他での治療でも改善しないそうで、知人より当整体室の事を聞き来院されました。
来院時の状態は
杖を突いて歩いていますが、右足をつくと下腿外側が痛い
たまにすごく冷えて感じる
数年前に両股関節が人工関節となっている
状態です。
「当方の整体で狭窄しているところを広げたり、すべってるのを戻したりはできませんが、痛みや症状が改善する可能性はあります」と説明し、施術に入りました。
3回目(4日後)
「下腿外側の痛みはほぼ取れました、今度は右股関節周辺の痛みが気になります。」
それまでは下腿外側の痛みで庭いじりや散歩を控えていましたが、ここ数日痛みが楽なので少し歩いたり草むしりをしていたそうです。
下腿外側の痛みが軽くなって行動量が増えて股関節の痛みとなっているのか?もともと右股関節の問題で下腿外側に痛みが出ていたのか?分かりませんが、まったく無関係とも思えません。
そもそも両方の股関節は人工関節になっているので、股関節周辺は負担があると思われます。
しかし左股関節も人工股関節になっていますが、こちらは特に症状は無いそうです。
右股関節は屈曲位で痛みが出て、座っていても鼠径部が疲れる感じだそうです。
股関節周辺の痛みもお風呂に入ると楽になるそうなので、筋筋膜の問題と思われます。
脳脊髄液の循環を調整して、腹部を中心にリメディで調整を行います。
大腿部の筋筋膜を調整すると股関節屈曲の可動域が広がりますので、大腿部を横引きしていきます。
寝返りで股関節周辺が痛むのは、腹部の深層筋のリリースで改善しました。
体幹を捻らない起き上がり方を練習して、起き上がってみました。
股関節に強い捻じれが無ければ痛みは無いそうです。
座位でも股関節は大丈夫でしたが、立位で荷重がかかると少し痛みが出ます。
疼痛誘発動作をかけていくと、腹部の深層筋でヒットしました。
まだ腹部の深層筋には緊張が残るようです。
座位での深層筋リリースのセルフエクササイズをお伝えして次回としました。
経験則で、股関節痛は筋肉痛で同じ姿勢を取っていると筋肉が緊張し痛むことが多いです。
そして筋肉の緊張と弛緩がスムーズでないことが動き始めの痛みとなっています。
腹部深層筋のエクササイズもジグリング(言葉は何ですが貧乏ゆすり)程度の動きで行ってもらいます。
下腿外側の痛みが軽くなったのは前進です。股関節の痛みも着実に改善していきましょう。
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座っている時などにはジグリング(所謂貧乏ゆすり)などをすることをお伝えしておきます。