たびたびぎっくり腰を繰り返す60代女性 1
2022/01/07
数日前にぎっくり腰になった60代女性、偶に来られるサッカー少年のお婆様です。
一昨年に強めのぎっくり腰をやってしまってから、度々(3~4回/年)ぎっくり腰になってしまうそうです。
娘さん(サッカー少年のお母様)に連れられて来院です。
来院時の状態は
立つとき、腰を伸ばすときに左腰が痛い、
中腰の姿勢で痛い、
歩くのもおっかなびっくり歩いているそうです。
最初に痛みの状態をヒアリングしている時点で、痛めている個所の一つの仮説が思いついたので、さっそく試してみます。
問題個所を刺激しながら、立ったり座ったり、腰を伸ばしてみると
「ずいぶん楽になりますねぇ。」
このポイントで良くなる事が確認できましたので、セルフエクササイズでリリースする方法をお伝えします。
昔懐かしいフラフープのようにセルフエクササイズしていくと
「あらっ ずいぶんと動けるようになりました!」
これからは、なぜそのポイントが痛んでいるのか?自然治癒しないのか?調べながら全身調整していきます。
脳脊髄液の循環を調整し、身体の疲労を取っていきます。
まだ少し左股関節周辺の動き(屈曲・伸展・開排)が渋いので、疼痛誘発動作で検査していきます。
同側の足関節で反応があります。
「こちらの足首が良くないようですねぇ」
「大昔にかなりひどい捻挫をしたことがあります。」
左足首の不具合を調整していきます。
足首を「抜く」操法をしてから足首を締めていきます。
足根骨の歪みを取っておきます。
これで左股関節の可動域は回復してくれました。
「足首を調整して股関節が動くようになるなんて不思議ですねぇ?」
「身体のいろんなところが連動しているみたいですねぇ」
などと話しながら、右下肢・左右の上肢も調整していきます。
全体的に調整が出来たので、一度起き上がって再確認してもらいます。
「腰の痛みもなくなり、すごく楽です。」
ぎっくり腰が癖になっていたようので、もう少し続けると良いでしょう。
セルフエクササイズのおさらいをして次回としました。