種子骨炎は改善したがオスグットが再発したバドミントン女子 1
種子骨炎・オスグットのKさん(小学生女子・バドミントン)
2か月振りの来室です。
種子骨炎の方はすっかり改善しているそうですが、右ひざのオスグットが再発です。
来室の状態は
右ひざ脛骨粗面の圧痛
右ひざの屈曲痛
がありました。
施術
右ひざの圧痛の解除から始めます。
脛骨の外側のリリースや大腿部のリリースで圧痛は軽減しますが、取り切るところまではいきません。
だいぶ疲労が溜まっているようです。
脳脊髄液の循環を調整し疲労を取っていきます。
ひざの屈曲を指標に、施術個所を探していきます。
脛骨内側・アキレス・体幹の深層筋・大腿部の筋間中隔...
色々なところで反応があります。
バドミントンの競技柄、右下肢に負担はかかるようですが、それにしても負担箇所が多い。
体幹の深層筋が弱化しているかも?と思い確認すると案の定弱っているようです。
先日習った「関トレ」で弱化が確認できた体幹の深層筋と内転筋群を鍛えていきます。
これで大分ひざの屈曲制限は取れましたので、再度疼痛誘発動作で施術個所を探していきます。
足指の4趾5趾や脛骨外側・大腿外側で反応があります。
こちらは筋膜を剥がすようにリリースすると、仰臥位ではほぼ屈曲制限・圧痛は取れました。
立位で確認すると
「まだちょっと痛い」とのことですので
立位での屈曲で検査していくと下腿部の開き・足部の開きで反応がありました。
主に下腿部を締めていくと、しゃがんでも痛みが無くなりました。
痛みが取れた状態が安定するには、しっかりとしたセルフエクササイズと練習量のコントロールが必要ですが、決して「成長が止まるまで痛みと付き合う」必要はありません。
厳しい練習に見合ったセルフエクササイズ・休息が痛みの改善に必要です。