脊柱管狭窄症でお困りの70代女性 2
腰が痛いと来室のKさん(70代女性)
以前お孫さんのオスグットが当室で改善しているご縁で。
6~7年前から間欠性跛行(歩きはじめると、歩行困難となるが、
すこし休息すれば、 歩行可能となる。)で、現在は5分位歩くと休息しないと歩けない状態です。
病院での診断は脊柱管狭窄症で、手術を勧められたが手術しないまま現在に至っています。
娘さん(オスグットの少年の母親)に連れられ来室です。
来室時の状態は
5分くらい歩くと腰から下肢にかけてしんどくなる
ふくらはぎ周辺が特に痛い
状態です。
ふくらはぎは圧痛もありました。
2回目
Kさんは「まだまだ...」と言いますが、
付き添いの娘さんは「大きなスーパーで一周買い物できたじゃない?」と。
数年来の症状は一気に全快とはいかないものの、確実に改善しています。
今回も脳脊髄液の循環を調整し、腹部の緊張を緩めていきます。
少し便秘気味だそうなので、回盲部やS上結腸付近の緊張を緩めていきます。
ひざ倒しは前回よりもスムーズでした。
更に足趾の縮こまり・アキレスの硬直を緩めると、さらにスムーズに倒れるようになりました。
腹部の深層筋を緩め、下腿部・大腿部を調整していきます。
ここで起き上がって確認します。
足踏みをしてみます。
「どこか気になるところありますか?」
「ずいぶん楽に動けます。」
「まだまだ...」とかは口癖・思考癖のようなので、良くなったら・長く歩けたらご自身に「ご苦労様」と言ってあげてくださいね。
間欠性跛行に効果的な、足趾から下腿部のケアをおさらいして、次回としました。