右股関節痛の60代後半女性 1
数年前(平成の頃)に左ひざの屈曲痛(正座困難)が改善したHさん(60代後半女性)、今回は右股関節の痛み違和感で久しぶりの来室です。
一か月ほど前から階段を昇るときや股関節の開排(胡坐)で、右股関節に痛みが出るようになってしまったそうです。
近くの揉みほぐし系の整体へ行きましたが、あまり変わらなかったそうです。
今のところ歩くのは大丈夫だそうです。
《施術》
確認のため股関節を安定させるために、臀部にある股関節を安定させる金を調整してみます。
右足を踏み込んでみると
「さっきよりも良いですね」
胡坐をかいてみると
「ちょっと開きにくさは残りますが、痛み自体は無いです。」
股関節が上手くはまっていない可能性がありそうです。
脳脊髄液の循環を調整して疲労を取っていきます。
左へのひざ倒しで右臀部に張り感が残るのは、アキレス腱周辺を緩めると取れてくれました。
右股関節の開排の可動域を広げるために、鵞足に関わる3種類の筋を緩めていきます。
一気に左と同じには開きませんが、最初から見るとだいぶ開くようになり、痛みもなくなりました。
階段は無いのでステップ台への昇降を試してみます。
「まだ少し痛みが残ります。」
疼痛誘発動作で検査していくと、体幹の深層筋で反応がありました。
体感の深層筋を緩め再検査すると
「少し楽な感じです」
アレっ、あんまり変わりませんね?
今度は少し刺激して筋肉が緊張できるように(うまく使えるように)体操をしていきます。
「結構楽です。2~3回の昇り降りなら痛みはありません」
体感の深層筋は硬くなっていたのではなく、弛みすぎ(うまく使えてない状態)だったようです。
7~8割程度痛みは取れたそうなので、初回は深追いせず終了としました。
自宅でも無理なく出来るセルフエクササイズのおさらいをして次回としました。
女性は男性と比べると股関節の受け皿が浅く出来ているので、運動不足・座り過ぎなどで股関節が不安定になりやすく、股関節痛になりやすい傾向にあります。
しっかりエクササイズをして股関節を安定させましょう。
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