走るとカカトが痛いシーバー病の中一野球部1
中学に入ってから野球を始めたM君(中一・野球部)
7月頃からカカトが痛くなり病院での診断は「シーバー病」、カカトの成長痛と言われました。
その後1か月程度練習を控えていましたが、痛みは引きませんでした。
来室時の状態は
左右のカカト内側に圧痛がある
走ると(ジャンプすると)左右のカカトが痛い
状態でした。
《施術》
脛骨内側の硬結を処理してカカトの内側の圧痛を取っていきます。
M君にもやり方を教えて一緒に取っていきます。
カカトの圧痛は大幅に軽減しましたが、取り切れなかった分は内転筋群を緩めて取っていきます。
彼の踵痛はアナトミートレインで言うDFLで取れるようです。
立って足踏みをするとまだ右足だけ痛みが残りました。
これは疼痛誘発動作で検査すると、DFL沿いの体幹の深層筋で緩和します。
ここまで解ったところで、施術台に載って整体を始めます。
脳脊髄液の循環を調整して身体の疲労を取っていきます。
残るひざ倒しの渋さはアキレス腱周辺の調整で改善できました。
中学生になって野球をはじめ、スパイクを履いて練習するようになってアキレス腱周辺に疲労が溜まっているようです。
内転筋群・ハムストなども緊張していました。
一通り腹部を緩めてから起き上がって、カカトの圧痛・足踏みやジャンプ時のカカト痛を確認してもらいます。
かかと内側の圧痛はほぼ無し、ジャンプでの着地痛が少し残っていました。
ジャンプ時痛は背部の深層筋・殿筋群の施術で取れてくれました。
初回の施術はこれまでとして、家でのセルフエクササイズのおさらいをしておきます。
今回の施術で一時的には痛みは緩和しましたが、日常生活や野球部の練習などで身体に負担が掛かれば痛みは戻りやすい状態です。
しっかりとセルフエクササイズを行い、筋筋膜を緩め弱化した部分は働けるようにしていくことが大切です、