走るとカカトが痛いシーバー病の中一野球部2
中学に入ってから野球を始めたM君(中一・野球部)
7月頃からカカトが痛くなり病院での診断は「シーバー病」、カカトの成長痛と言われました。
その後1か月程度練習を控えていましたが、痛みは引きませんでした。
来室時の状態は
左右のカカト内側に圧痛がある
走ると(ジャンプすると)左右のカカトが痛い
状態でした。
《2回目(1週間後)》
アップシューズでの運動・練習では痛みなし、スパイクを履くと一時間位すると少し痛みが出るが、セルフエクササイズで解消する状態でした。
カカト内側の圧痛は再発していませんでした。
まずは順調に推移していると思います。
スパイクを履くとまだ少し痛みが出るのは、DFL沿いに働き不足のエリアがあるためと思います。
最初に脳脊髄液の循環を調整して疲労を取っていきます。
これでひざ倒しもスムーズに倒れるようになりました。
股関節の屈曲伸展も開排もまずまずです。
動きとしては前回施術以降良い状態を維持出来ているようです。
次に筋力検査をしていきます。
患側の右側は健側と比べるとまだ少し弱化している筋が見られます。
弱化している筋が他の筋筋膜の影響で、うまく機能していないかを検査していきます。
アキレス周辺・ヒラメ筋が少し邪魔をしているようです。
アキレス周辺の滑走性を出すとともに、ヒラメ筋をストレッチしておきます。
次は体幹の深層筋。
特に他で邪魔しているところが見つからなかったので、体幹の筋出力を上げる施術をしていきます。
セルフエクササイズでも出来るように、しっかりおさらいしておきます。
最後にもう一度、圧痛やジャンプ着地時に痛みが無いことを確認して次回としました。
もう少しDFLの筋筋膜がしっかりと働けるようになると、スパイクを履いても再発しなくなると思います。