座骨神経?脊柱管?間欠性跛行の50代男性 2
久しぶりの来室のNさん(50代後半男性・デスクワーク)
2か月ほど前から左腰・下肢に痛みが出ているそうです。
症状も強くなってきたところで、たまたま会社の定期健診で側弯気味との指摘を受け、心配になって再来室されました。
来室時の症状は
左腰から下肢外側に痛みがある。
腰部痛は座っていても辛くなるが、一番つらいのは歩いての痛みで、
100mくらい歩くと休みたくなる。
首肩も左側にコリ・痛みがある。
等々でした。
元々、自律神経症状と思われる不定愁訴がおありの方でしたので、その辺りも診ていきます。
《2回目・5日後》
「以前よりはだいぶ歩けるようになったけど、もっと歩けるようになりたい。
首肩はデスクワークをすると凝った感じだが、特に左がというわけではなくなった。」
今のところ3~400m位か、大きなスーパーだと途中で休みたくなるそうです。
新たに、朝起きた時に腰が重いような痛いような感じが気になる、ようになったそうです。
起床時の痛みは、彼の場合、寝返りの痛みが軽くなって、寝腰の痛みが表面化したのかもしれません。
先ずは前回同様、ひざ倒し・股関節屈曲開排の状況を指標に調整していきます。
今回も動きを確認しながら、足趾・足甲の剥がしをしていきます。
まだ足趾の影響が残るようです。テーピングで矯正しておきます。
寝腰の症状があるようなので、腹部の深層筋へアプローチしていきます。
はじめにしっかりと緩めてから筋肉の働きを出していきます。
起床時に寝床でもできるセルフエクササイズも指導しておきます。
首や肩のコリ感は前回同様、大腸経の経穴を刺激して緩めていきます。
Nさんには井穴を刺激する爪もみをレクチャーしておきます。
施術前のヒアリングで気になる処を再検査していきます。
腰の感じはまずまず、
首肩は軽い、寝返り・起き上がりは痛み・重さなし。
あとはこの状態が維持できるように、足趾の癖を取りつつセルフエクササイズを続けてもらいます。
注意事項を説明し次回としました。
初老期以降の間欠性跛行を訴える腰痛・下肢痛のクライアントさんで、足趾の施術が功を奏することはかなり多くいらっしゃいます。
現在の治療が思わしくない方は、一度ご相談ください。
