左腹部・胸部が痛い男性の症例 1
数年前から時折来室されるKさん(40代男性・会社員)
機械のメンテナンスの仕事をしていて、今までは主に腰痛での相談でした。
今回は「お腹の左側、胃の横辺りから肋骨にかけてが痛い」との相談でした。
来室時は
腰の伸展屈曲捻転などの動作時に痛みはない
左季肋部から肋骨付近に圧痛がある
うつ伏せで・寝返りで痛みが出る
状態でした。
座位検査では右仙腸関節のロックが顕著でした。
この時点では原因の予想は尽きませんでした。
基本の循環調整から入ります。
骨盤・頸部を介して脳脊髄液の循環を調整し、疲労を取っていきます。
寝返り・うつ伏せの姿勢で痛みがありましたので横向け寝の姿勢で下半身・背部の筋肉をポンプしていきました。
この時点では「う~ん 何となく軽くなった」くらいの変化でした。
次に腹部の調整をしていきます。
腹部は左側がアウターインナーとも硬直しています。
「また筋トレでも始めました?」
Kさんは健康管理のため、以前からジム通いをしているです。
「8月から腹筋ローラーというのをやっているんです。」
「それかもしれませんね。」
8月から毎日30回やっているそうです。かなりきつそうですね。私には到底できません。
腹部胸部の圧痛を指標に、疼痛誘発動作でポイントを確認しながら緩めていきます。
腹直筋・腸骨筋・大胸筋・斜角筋などで反応がありました。
これらを緩めると圧痛は少し残るものの(10⇒1~2)、寝返り・うつぶせ寝での痛みは解消できました。
身体を鍛えるのはいいのですが、その後のケアをしっかりしておかないと、疲労や偏り疲労が残り今回のような症状が起きてしまいこともあります。
次回予約を1週間後として、その間筋トレは休んでもらい、こちらの指導したセルフエクササイズをして経過を見てみます。
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