じっとしていると肩が痛い保育士さん １
東毛地区から来院のYさんは保育士さん。
以前に息子さんがオスグットで通院し改善していたことから、ご自身の肩痛でもご相談がありました。
２週間くらい前から右肩が痛くなり、地元の接骨院へ通っていました。
電気治療とマッサージを受けていたそうですが、改善が見られなかったそうです。
来院時の状態は
じっとしていると右側の首筋から片腕にかけて鈍痛がある、
就寝時に楽な体勢が探せない、
右肩の可動域は若干制限がありましたが、可動痛は無し、
でした。
骨盤の可動性はまずまずでしたが、上部胸椎が硬直していました。
右肩の外転時に若干の可動制限がありました。
仰向けになると右肩から腕にかけて鈍痛があるため、肩の下にクッションを敷き不快感を軽減させた状態で施術に入りました。
ひざ倒しの左倒し、股関節の開排の動きで渋さ・可動制限が見受けられます。
脳脊髄液の循環を調整して疲労を取っていきます。
股関節の動きは良くなりましたが、ひざ倒しの左倒しで張り感が残りました。
アキレス腱周辺の癒着を剥がし改善。
次に肩の鈍痛を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
大胸筋胸肋部、肩甲骨内縁、前腕部で反応がありました。
最初に体幹から緩めていきます。
仰向け時の痛みは大胸筋・肩甲骨周辺で半減、前腕部で残りもほとんど改善しました。
一度起き上がって再検査してみます。
起き上がるときに不意に動いて痛みが出たので、その余韻で痛みが残ります。
仰向けで肩関節を締めて鈍痛を解除して、再度起き上がります。
仰向けでは鈍痛はほぼ取れていますが、起き上がると鈍痛があります。
重力の影響（腕の重さ？）があるようです。
肩周辺のインナーマッスルを活性化してちょっと楽に。
体幹の深層筋で大幅に改善してくれました。
体幹の深層筋のセルフエクササイズを行うと
「すごく軽くなりました！」
胸肋部・前腕部のエクササイズと合わせておさらいし、次回としました。
少し通院が必要かもしれませんが、しっかりと回復をサポートさせていただきます。
まだ原因を絞り切れませんが、今回の肩痛には前腕部の緊張、体幹部の弱化が関与していると考えられます。
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