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カカトの成長痛で1年10か月ぶりに再来院のサッカー少年 1

   

カカトの成長痛(シーバー病)で1年10か月ぶりに再来院したR君(小3・サッカー)

 

その時は2回ほどで痛みが取れ、その後も痛みなくサッカーをしていたそうです。

数日前から左のかかと痛が再発してしまったそうです。

痛みは左かかとの内側で圧痛があり、歩行時痛もありました。

 

検査をすると骨盤の可動性が落ち、特に左骨盤が後傾しています。

脊柱の動きはあるものの渋い感じで、右肩の外転も渋い感じです。

 

カカトの圧痛の解除から始めます。

脛骨内側の硬結を取っていくと、全てではありませんが、圧痛が軽減していきます。

残りはアキレスから脹脛にかけての硬直を取ってからにします。

 

脳脊髄液の循環を調整して全身の疲労を取っていきます。

少し残る右ひざ倒しでの左の腰背部の張りは、アキレス腱周辺の筋膜・腱膜を剥がして半減、左大胸筋を緩めて取れてくれました。

この時点でかかとの圧痛は半減していましたが、そこから先がなかなか軽減しません。

筋膜のラインを辿っていってもなかなかスッキリ取れてくれません。

 

視点を変えて骨格の弛み・捻じれを探して処置してみます。

左中足骨・脛腓関節の開きなどが気になりましたが、圧痛の変化としては中足骨の弛み(横アーチのつぶれ)が大きいようでした。

関節の動きを調整した後テーピングで補強しておきます。

 

ここまででかかとの圧痛は7~8割軽減してくれました。

次は荷重時のかかと痛です。

こちらは体幹の深層筋に疼痛誘発動作をかけると痛みが取れますが、緩めてもすぐ戻ってしまいます。

体幹の負担は末端からきているようです。

 

左下肢を中心に探します。

中殿筋・大腿外側・腓骨周辺で反応しますが、最も変化したのはかかとの外側の筋膜でした。

少し痛みを伴いますが、筋膜を剥がしていきます。

 

これで再検査です。

 

足踏みもジャンプも痛みが取れてくれました。

ボールをける動作で足首を捻る負荷がかかると少し痛みがありますが、脛腓関節を締めて解消。

 

週末は試合だそうですが、あまり無理をしないように説明し次回としました。

 

 

最近(スパイクを履いたまま)走るトレーニングが増えたそうで、足への負担が増えているようです。

特に当方では足裏の機能が落ちることで、下肢や体幹への負担が増し、さらにそれがかかとに影響して痛みが出ているのではないかと思われます。

ご父兄が他所で「成長痛」と言われたので、当方も成長痛を呼んでいますが、実態は疲労過多によるスポーツ障害だと考えています。

 

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 - 踵の成長痛