カカトの痛みが取れなかった小学生 1
左かかとが痛いとU君(小5・サッカー)
お兄さん(中1)が時々来ていました。
一か月くらい前から接骨院へ通っていたが、カカトの痛みはなかなか取れないそうです。
来室時の状態は
左かかとの内側を押すと痛い
歩くくらいなら痛くないが、走ったりジャンプしたりで痛い
状態でした。
施術
骨盤の左側は緊張していますが、肩外転や脊柱はまずまず動きます。
最初にカカトの圧痛から解除します。
脛骨の内側をチェックして行くと足首近くで緊張があり、この緊張を緩めるとカカトの圧痛も軽減していきます。
取り切れませんでしたが、ほぼほぼ取れたところで施術台の上へ。
脳脊髄液の循環を調整し身体の疲労を取っていきます。
少し残るひざ倒しでの渋さは、アキレスとハムストの筋膜はがしで改善しました。
左腹部の深層筋は右と比べると圧痛(苦しい感じ)があるので、カウンターストレインで解除してきます。
左足は軸足なので、体幹の深層筋にも負担があるようです。
ここで一度立って確認です。
カカトの圧痛はほぼない。
ジャンプの着地で若干の痛みが残りました。
立位での腹部深層筋リリースで
「痛くはないけど、まだちょっと気になる」
ところまで改善。
今度は関トレで体幹の深層筋を使えるようにしていきます。
地味ですが、きついトレーニングです。
10秒3セットで2種目行いました。
これで先程までの「気になる感じ」は無くなりました。
多くの場合は緩めるだけでも痛みは軽減しますが、少し残るような場合や再発するような場合はターゲットとなる筋肉を鍛える(使えるようにする)必要があります。
セルフエクササイズは、緩めるケアと鍛えるトレを組み合わせて行ってもらいます。